オフ会が終わりミカは自分の家へと急いだ。あの後話をしてみると、一番家が遠いのがミカだったからというのもある。
最寄駅から普段であれば十五分はかかる道を、フルスピードで走り五分で家に着くという快挙を起こし、家のドアを勢いよく開けた。
「ただいま~!!」
ミカは靴を脱ぎ散らかして、母親が出てくる前に二階の自分の部屋へと駆けこんだ。ドタバタと騒がしい音が響き、一階から母親の声が聞こえたが、返事をせずにパソコンを起動させる。
(だって、これからALOで冒険だもん。あの三人と!)
テンションマックスのミカは、ALOにログインする。画面はすぐに切り替わり、前回ログアウトした空中都市イグドラル・シティの街並みが映し出される。次にログインした時に、すぐに景色を堪能しに行こうと約束していたからだ。そして、ミカの前には……。
「早っ! ミカ姉、また無茶したんじゃないだろうね」
「ふふ、良いじゃないですか今日ぐらい」
「今日ぐらいって、ミカ姉はいつもこうだろ!?」
「ユウはミカが心配なんだな。初々しくていいね」
「なっ!?」
スプリガンのユウ、アルフのユカ、ウンディーネのスノークリスティが、笑顔でミカを迎えてくれた。
(これが、私のパーティー。私の最高の仲間!)
その言葉に、自分の心が震えていることに気付く。そして、もしかしたら自分がずっと求めていたのは『最強』ではなく、『最強の仲間』だったのかもしれないと――!
「よーしっ! 冒険に行こう……って、えぇぇぇぇっ! あれって、浮遊城アインクラッド!?」
ミカは上空に現れていた浮遊城アインクラッドを見て驚く。
「あ~あ、見つかっちゃったよ」
「さすがミカですね」
「ふふ……腕が鳴るか、ミカ?」
浮遊城アインクラッドはVRMMOのGGOの後には現れていたが、パソコン版のALOにはまだ実装されていなかった。それが、今、ミカたちの目の前に堂々と姿を現している。
(噂には聞いていたけど、すごく大きい……!!)
ミカはニコッとほほ笑んで三人を見てから、浮遊城アインクラッドを指さす。
「次の冒険は浮遊城アインクラッド攻略よ! みんな! 最強パーティー目指して頑張るわよーーー!!!!!!!」
大声で叫んだミカの声は、ALOの世界のどこまでも響き渡ったのだった。
To Be Continued?
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
以上で連載終了となります。読んでくれて、ありがとうございました!
スカイプ通話しながら一緒にオンラインゲームで遊び、楽しくコミュニケーションを 取りたい人々が集まるグループ「スカイプ通話しながらオンラインゲーム」の共同ブログです。Skypeグループ参加者募集中。 http://scwog.swiki.jp/
2016年5月12日木曜日
2016年5月4日水曜日
SCWOG × SAO 第十話「オンラインゲーム好きの集まるランチ会」
牧場ウォークラリーが終わってから一週間とちょっとが過ぎた土曜日。埼玉県のとある場所で、オンラインゲーム好きが集まるオフ会が開かれていた。ミカが声をかけたおかげで、十三人が集まることになった。
実際に顔を見たことのある人もいるが、スカイプ上でしかつながりのない人たちもいる。ミカはドキドキしながら、お店の中に入っていった。
(確か……このファミレスの一番奥の席を予約したんだよね)
ウェイトレスに案内されると、そこにはすでに何人かが来ていた。数えてみると十二人いるので、ミカの到着は最後から二番目になる。
知らない顔ばかりだが、みんなオンラインゲームについて楽しそうに話していた。あの有名な『キリト』や『アスナ』のこと、各フロアのことなど。
後から来たミカは、どうやって中に入ればいいのかと考えた結果、
「こんにちわー。ALOではサラマンダーのミカをしている安心院ミカです!」
と、大声で自己紹介をした。すると、一番奥に座っていた男女が笑う。ミカは現実世界でパーティーを組んだユカとユウに会ったことはない。だけど、笑っているロングヘアでサラサラ髪の綺麗な顔をした女の子と、大人びてはいるもののまだ幼さも残っているショートヘアの男の子を見てあの二人だと確信した。
「もう、笑わないでよ! ユカ! ユウ!」
ミカは頬っぺたを膨らませながら、後ろでくくっているポニーテイルを揺らして二人の元へと行く。
「こんにちは、ミカ。私たちだってよくわかりましたね」
ユウが優しい笑みを浮かべて微笑む。
「わかるわよ~。他の人はポカーンとしているのに、笑ったのは二人だけだったもん」
「笑うなって方が無理だろ。オフ会でいきなり本名を名乗るやつとか。オフ会によっては、最後まで本名は言ったりしないよ」
「え……そういうもん?」
ミカはユカの顔を見る。
「そうですね。でも、ミカらしくて私はいいと思いましたよ」
「……それって褒めてないよね。あぁ~失敗した~」
ミカはそう言ってうなだれる。どうやらミカはオフ会初心者だったようだ。ここは私が仕切ると言ってセッティングまでしたにもかかわらず。
(相変わらず、大した度胸だよな)
ユウはそう思いながら、ウェイトレスを呼ぶためのボタンを押した。
それから三十分がたった頃、スラッとしたタイプのショートカットの女性が現れた。その人物に気付くと、ユカは顔を上げて手を振る。
「ユキ! こっちですよ」
ユカにそう言われて、ほっとした表情を見せたユキは三人のテーブルにやってくる。
「遅くなってすまない」
「また部活でしょ、仕方ないですよ」
ユカはユキと知り合いなのか、親しげに話をしている。その声にどことなく聞き覚えがあるものの、その人が誰なのかがわからないミカとユウは顔を合わせて首をかしげた。
「あ、ごめんなさい。紹介します。私の幼馴染のユキです」
「……この前の牧場ウォークラリーは見事だった。ALOではウンディーネのスノークリスティをしている」
「「えぇぇぇっ!?」」
ミカとユウは驚いて立ち上がってしまう。
「スノークリスティと知り合いだったの!?」
「うふふ。子どものころからの知り合いです。黙っていてすみません」
ユカは全く悪びれもせずにそう言う。
「現実世界でも知り合いだったなんて……しかもこんな……」
少し落ち着きを取り戻したユウが、ユキを見てぼぉっとした表情をする。
「あ、そっか。ユウはスノークリスティにあこが……」
「わーーーっ!!!!!!」
ユウは慌ててミカの口を自分の手でふさぐ。そして顔を近づけ……
「な・に・を・言うつもりだよ。ミカ姉?」
「あれ? これって秘密なの?」
全く理解していないミカはアハハと笑った。
「ミカ姉~~~!!!!!」
そう言いあい、二人はケンカを始めてしまう。
「ふふ。賑やかでいいな、ユカのパーティーは」
「ソロプレイヤーのユキにとっては、まぶしいかもしれませんね」
「あぁ、そうだな」
ユキはミカとユウの喧嘩を見ながら、にこやかな表情をする。
「では、私たちと一緒にパーティーを組んでみませんか? スキルの熟練度の差はありますけど、楽しいと思いますよ」
「パーティーか……それもいいかもな」
「「えっ!?」」
ケンカをしていた二人は驚いて固まり、ユキを見た。
「今、なんて……?」
ミカが恐る恐る聞く。
「しばらく私も君たちのパーティーに入れさせてもらうよ。よろしくね」
「「えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」」
ミカとユウは今日一番の驚きの声を上げたのだった。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
挿絵:柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第十一話「エピローグ」の連載予定は五月十日頃になります。お楽しみに!
実際に顔を見たことのある人もいるが、スカイプ上でしかつながりのない人たちもいる。ミカはドキドキしながら、お店の中に入っていった。
(確か……このファミレスの一番奥の席を予約したんだよね)
ウェイトレスに案内されると、そこにはすでに何人かが来ていた。数えてみると十二人いるので、ミカの到着は最後から二番目になる。
知らない顔ばかりだが、みんなオンラインゲームについて楽しそうに話していた。あの有名な『キリト』や『アスナ』のこと、各フロアのことなど。
後から来たミカは、どうやって中に入ればいいのかと考えた結果、
「こんにちわー。ALOではサラマンダーのミカをしている安心院ミカです!」
と、大声で自己紹介をした。すると、一番奥に座っていた男女が笑う。ミカは現実世界でパーティーを組んだユカとユウに会ったことはない。だけど、笑っているロングヘアでサラサラ髪の綺麗な顔をした女の子と、大人びてはいるもののまだ幼さも残っているショートヘアの男の子を見てあの二人だと確信した。
「もう、笑わないでよ! ユカ! ユウ!」
ミカは頬っぺたを膨らませながら、後ろでくくっているポニーテイルを揺らして二人の元へと行く。
「こんにちは、ミカ。私たちだってよくわかりましたね」
ユウが優しい笑みを浮かべて微笑む。
「わかるわよ~。他の人はポカーンとしているのに、笑ったのは二人だけだったもん」
「笑うなって方が無理だろ。オフ会でいきなり本名を名乗るやつとか。オフ会によっては、最後まで本名は言ったりしないよ」
「え……そういうもん?」
ミカはユカの顔を見る。
「そうですね。でも、ミカらしくて私はいいと思いましたよ」
「……それって褒めてないよね。あぁ~失敗した~」
ミカはそう言ってうなだれる。どうやらミカはオフ会初心者だったようだ。ここは私が仕切ると言ってセッティングまでしたにもかかわらず。
(相変わらず、大した度胸だよな)
ユウはそう思いながら、ウェイトレスを呼ぶためのボタンを押した。
それから三十分がたった頃、スラッとしたタイプのショートカットの女性が現れた。その人物に気付くと、ユカは顔を上げて手を振る。
「ユキ! こっちですよ」
ユカにそう言われて、ほっとした表情を見せたユキは三人のテーブルにやってくる。
「遅くなってすまない」
「また部活でしょ、仕方ないですよ」
ユカはユキと知り合いなのか、親しげに話をしている。その声にどことなく聞き覚えがあるものの、その人が誰なのかがわからないミカとユウは顔を合わせて首をかしげた。
「あ、ごめんなさい。紹介します。私の幼馴染のユキです」
「……この前の牧場ウォークラリーは見事だった。ALOではウンディーネのスノークリスティをしている」
「「えぇぇぇっ!?」」
ミカとユウは驚いて立ち上がってしまう。
「スノークリスティと知り合いだったの!?」
「うふふ。子どものころからの知り合いです。黙っていてすみません」
ユカは全く悪びれもせずにそう言う。
「現実世界でも知り合いだったなんて……しかもこんな……」
少し落ち着きを取り戻したユウが、ユキを見てぼぉっとした表情をする。
「あ、そっか。ユウはスノークリスティにあこが……」
「わーーーっ!!!!!!」
ユウは慌ててミカの口を自分の手でふさぐ。そして顔を近づけ……
「な・に・を・言うつもりだよ。ミカ姉?」
「あれ? これって秘密なの?」
全く理解していないミカはアハハと笑った。
「ミカ姉~~~!!!!!」
そう言いあい、二人はケンカを始めてしまう。
「ふふ。賑やかでいいな、ユカのパーティーは」
「ソロプレイヤーのユキにとっては、まぶしいかもしれませんね」
「あぁ、そうだな」
ユキはミカとユウの喧嘩を見ながら、にこやかな表情をする。
「では、私たちと一緒にパーティーを組んでみませんか? スキルの熟練度の差はありますけど、楽しいと思いますよ」
「パーティーか……それもいいかもな」
「「えっ!?」」
ケンカをしていた二人は驚いて固まり、ユキを見た。
「今、なんて……?」
ミカが恐る恐る聞く。
「しばらく私も君たちのパーティーに入れさせてもらうよ。よろしくね」
「「えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」」
ミカとユウは今日一番の驚きの声を上げたのだった。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
挿絵:柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第十一話「エピローグ」の連載予定は五月十日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ,
連載小説
2016年4月27日水曜日
SCWOG × SAO 第九話「牧場ウォークラリー閉会式」
無事に全てのスタンプを集めたミカたちは央都アルンに戻ってきていた。閉会式が行われるとの情報を得て、会場に向かうとそこには疲弊しているパーティーたちが集まっていた。
「何か……皆さん疲れているようですね」
「このクエスト、初心者用っていう割には結構厳しめだったもんな。ボクたちは何とかクリアできたけどさ」
「まぁ、強い敵はいたよね」
「誰かのせいで、戦わなくていい相手とも戦ったけどね」
「う……」
ユウが覆面アレフのことを思い出してツッコミを入れる。
「あ、あれは……でも、誰でも勘違いしない?」
「勘違いも何もミカ姉は、相手を見るなり突っ込んでいってたし」
「ううぅ……」
さらにユウが鋭いツッコミを入れる。ミカは見えない攻撃を受けているようだった。
「まぁまぁ。三人で無事に戻ってこれたんですし、それでいいじゃないですか」
「ユカぁ~」
ミカはユカに抱き付く。
「ユカはミカ姉に甘すぎるんだよ」
「あら。ですが、ミカを特別扱いしているのは、ユウもですよね? 私のことはユカ姉って呼んでくれませんし」
「っ!! そ、そんなの知らない」
ユウはプイッと二人に背中を向けた。
「え? それって……?」
と、ミカが話をしている途中で、会場がざわめきだす。スノークリスティが姿を現したのだ。
「みなさん。お疲れ様です。途中で敗れた者。途中でクエストが終わった者。そして……最後までクリアできた者。三者三様だと思います」
その言葉にざわめきは一層大きくなる。
「そして、今回の牧場ウォークラリーをクリアしたパーティーは一組のみ!」
「「「!?」」」
会場に集まっているパーティーたちは周りを見渡す。誰が最後までクリアしたのかと探り合っているようだ。
そして、ミカたちもその言葉に驚く。
「クリアしたのは……」
「私たちだけ!?」
「……みたいですね」
確かに初心者用にしては難しいクエストだったように感じたが、まさか一位になるだけではなく、クリアしたものが自分たちだけとは、三人の誰もが考えてもいなかった。
「それでは授賞式を始めます」
周りのざわめきを気にせずに、スノークリスティは進行させる。
「一位でクリアをした、ミカ、ユカ、ユウの三人のパーティー! 前へ出てきなさい」
そう言われて三人は視線を合わせて頷きあう。ミカを先頭にして三人は表彰台の前へと向かった。クリアをした人物が誰かに気づいた他のパーティーは、ざわざわと彼女たちのことを口にする。だがそれが妬みの言葉なのか、称賛の言葉なのかわからなかった。三人は緊張をし、ただ前に出ていくだけで精いっぱいだったからだ。
三人が表彰台に登ると、スノークリスティはニッコリと微笑む。
「おめでとう」
「あの……本当に私たちだけなんですか……?」
「えぇそうだ。君たちよりも早く私のところまでたどり着いたものは何組かいたが、私に傷一つ与えることはできなかったからね」
と、こっそりと戦った時の口調で教えてくれる。どうやらこっちの口調の方が、彼女の素の言葉らしい。
「クエストの報酬です。それぞれにあったレアアイテムを私が選んでおきました。今後の冒険に必ず役立ってくれるでしょう」
そう言ってスノークリスティは、一人一人にレアアイテムを渡していく。アイテムを渡し終えると、大きく両手を広げ、
「クエスト攻略者に盛大な拍手を!」
スノークリスティがそう叫ぶと、盛大な拍手が巻き起こった。三人は恥ずかしくなり、お互いを見て「困ったね」と言いあいながら笑ったのだった。
閉会式も終わり、三人はようやく自分たちが優勝したことを実感し始めていた。
「なんかすごいよね、私たち。でも……」
ミカはそう言うと立ち止まって、俯いてしまう。
「最強の人間を目指していたのに、それをやめたらこんな称号を得るなんて皮肉だよね……」
「何言ってんだよ。ちょっと形が変わっただけだろ」
「え?」
「そうですよ。ミカではなく、ミカたちがと言うだけの差です。これからも三人でパーティーを組んで冒険していきましょう。初めは冒険が怖かったですが、私はこのパーティーが大好きです」
ユカはそう言うと、ミカの左手を握る。
「ボクもまぁ、また一緒に組んであげてもいいよ。せっかく連携魔法も手に入れたんだし。これで終わりは……イヤかな」
ユウはそう言うと、ミカの右手を握る。
「ユカ……ユウ……。そっか、そうだね。ありがとう二人とも、三人で力を合していこうね!!」
ミカは二人の手を握り返して、空へと手を上げた。
「さーて、じゃあ今日はそろそろログアウトしようか」
「そうですね」
「あぁ、また……」
と、ユウが言いかけて前に人がいることに気付く。
「お疲れさま。話があるんだが……」
現れた人物はそう言って、ニッコリと微笑んだ。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第十話「オンラインゲーム好きの集まるランチ会」の連載予定は五月三日頃になります。お楽しみに!
「何か……皆さん疲れているようですね」
「このクエスト、初心者用っていう割には結構厳しめだったもんな。ボクたちは何とかクリアできたけどさ」
「まぁ、強い敵はいたよね」
「誰かのせいで、戦わなくていい相手とも戦ったけどね」
「う……」
ユウが覆面アレフのことを思い出してツッコミを入れる。
「あ、あれは……でも、誰でも勘違いしない?」
「勘違いも何もミカ姉は、相手を見るなり突っ込んでいってたし」
「ううぅ……」
さらにユウが鋭いツッコミを入れる。ミカは見えない攻撃を受けているようだった。
「まぁまぁ。三人で無事に戻ってこれたんですし、それでいいじゃないですか」
「ユカぁ~」
ミカはユカに抱き付く。
「ユカはミカ姉に甘すぎるんだよ」
「あら。ですが、ミカを特別扱いしているのは、ユウもですよね? 私のことはユカ姉って呼んでくれませんし」
「っ!! そ、そんなの知らない」
ユウはプイッと二人に背中を向けた。
「え? それって……?」
と、ミカが話をしている途中で、会場がざわめきだす。スノークリスティが姿を現したのだ。
「みなさん。お疲れ様です。途中で敗れた者。途中でクエストが終わった者。そして……最後までクリアできた者。三者三様だと思います」
その言葉にざわめきは一層大きくなる。
「そして、今回の牧場ウォークラリーをクリアしたパーティーは一組のみ!」
「「「!?」」」
会場に集まっているパーティーたちは周りを見渡す。誰が最後までクリアしたのかと探り合っているようだ。
そして、ミカたちもその言葉に驚く。
「クリアしたのは……」
「私たちだけ!?」
「……みたいですね」
確かに初心者用にしては難しいクエストだったように感じたが、まさか一位になるだけではなく、クリアしたものが自分たちだけとは、三人の誰もが考えてもいなかった。
「それでは授賞式を始めます」
周りのざわめきを気にせずに、スノークリスティは進行させる。
「一位でクリアをした、ミカ、ユカ、ユウの三人のパーティー! 前へ出てきなさい」
そう言われて三人は視線を合わせて頷きあう。ミカを先頭にして三人は表彰台の前へと向かった。クリアをした人物が誰かに気づいた他のパーティーは、ざわざわと彼女たちのことを口にする。だがそれが妬みの言葉なのか、称賛の言葉なのかわからなかった。三人は緊張をし、ただ前に出ていくだけで精いっぱいだったからだ。
三人が表彰台に登ると、スノークリスティはニッコリと微笑む。
「おめでとう」
「あの……本当に私たちだけなんですか……?」
「えぇそうだ。君たちよりも早く私のところまでたどり着いたものは何組かいたが、私に傷一つ与えることはできなかったからね」
と、こっそりと戦った時の口調で教えてくれる。どうやらこっちの口調の方が、彼女の素の言葉らしい。
「クエストの報酬です。それぞれにあったレアアイテムを私が選んでおきました。今後の冒険に必ず役立ってくれるでしょう」
そう言ってスノークリスティは、一人一人にレアアイテムを渡していく。アイテムを渡し終えると、大きく両手を広げ、
「クエスト攻略者に盛大な拍手を!」
スノークリスティがそう叫ぶと、盛大な拍手が巻き起こった。三人は恥ずかしくなり、お互いを見て「困ったね」と言いあいながら笑ったのだった。
閉会式も終わり、三人はようやく自分たちが優勝したことを実感し始めていた。
「なんかすごいよね、私たち。でも……」
ミカはそう言うと立ち止まって、俯いてしまう。
「最強の人間を目指していたのに、それをやめたらこんな称号を得るなんて皮肉だよね……」
「何言ってんだよ。ちょっと形が変わっただけだろ」
「え?」
「そうですよ。ミカではなく、ミカたちがと言うだけの差です。これからも三人でパーティーを組んで冒険していきましょう。初めは冒険が怖かったですが、私はこのパーティーが大好きです」
ユカはそう言うと、ミカの左手を握る。
「ボクもまぁ、また一緒に組んであげてもいいよ。せっかく連携魔法も手に入れたんだし。これで終わりは……イヤかな」
ユウはそう言うと、ミカの右手を握る。
「ユカ……ユウ……。そっか、そうだね。ありがとう二人とも、三人で力を合していこうね!!」
ミカは二人の手を握り返して、空へと手を上げた。
「さーて、じゃあ今日はそろそろログアウトしようか」
「そうですね」
「あぁ、また……」
と、ユウが言いかけて前に人がいることに気付く。
「お疲れさま。話があるんだが……」
現れた人物はそう言って、ニッコリと微笑んだ。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第十話「オンラインゲーム好きの集まるランチ会」の連載予定は五月三日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ,
連載小説
2016年4月19日火曜日
SCWOG × SAO 第八話「第五のチェックポイント」
第五のチェックポイント、地下世界『ヨツイヘルム』。ここは要塞としても知られており、初心者はあまり来ることのない場所だった。
積層構造になっており、地下に潜るほどにエンカウントするモンスターも強力になっていく。中級プレイヤーでもモンスターに当たれば、死ぬか生きるかギリギリのところだろう。
そんな中を、チームワークを手に入れた三人が歩いていく。先頭を歩くミカ。ミカの腕に腕を絡めて歩くユカ。その後ろから、ユウがついて歩く。美しかった世界とは打って変わって、おどろおどろしいこの空気感は、ユカが最も苦手とするものだった。リアル世界でも、ホラー系は苦手分野。昔はよく怖くなると、お姉ちゃんに抱き付いていたなと、ふとユカは思い出した。
『お姉ちゃん』は血のつながりのあるお姉ちゃんではない。近所に住む幼馴染で、実際には歳は一歳しか離れていないが、子どものころからしっかりとしていて、とても頼りになる人だった。もちろん今でも会ってはいるが、歳をとる度に会う回数は減っていた。
(お互いに忙しくなったから仕方がないんですよね。でも、寂しいというのも本当の気持ち……)
ユカはそんなことを思いながら、ミカの腕を抱きしめる力を強めた。
モンスターが現れたら即終わりだと思っていたが、一度もモンスターに出くわすことなく最下層にたどり着くことができた。だが、目の前で繰り広げられている状況を見て、ミカたちは絶句する。
「うあぁぁぁぁ!!!!!!」
バッシューーーーーン
重層鎧を着こんだサラマンダーが、壁際に吹き飛ばされ、その姿を消した。……攻撃を避けきれずに、HPがゼロになったためだ。
攻撃を仕掛けたのは、ミカたちから少し離れたところに立っている人物。剣を振り下ろし入り口付近に立っているミカたちを見る。
「次はお前らか……」
そこに立っていたのは、開会式の時に姿を現したスノークリスティ―だった。彼女は開会式の時の口調とは違い、少し威圧的な物言いをする。
「スノークリスティ……どうして?」
ミカは思わずその名前を呟く。スノークリスティは、ミカを見てフッと笑う。
「すごいな。私の覇気を浴びて言葉を出せるなんて」
「え……?」
そう言われてユカとユウを見ると、二人は首を振っている。どうやら声を出せないようだった。
「まぁ、いい。これから最終チェックポイントの説明をする。このウォークラリーに何人で参加していたとしても、ここでは三人がマックスの状態で私と戦うこと。……つまりPvPで私に勝てば、見事クリアというわけだ」
「なっ!?」
ミカは驚く。今までのようにすぐに『やってやるぜ!』とは気軽に言えなかった。いつかスノークリスティを越えたいという願望はあるものの、今の自分では力量に差がありすぎることを知っているからだ。
(そう……自分一人の力量では)
ミカは両隣にいる、ユカとユウの背中をバシンと叩く。
「きゃっ」
「うわっ」
驚いた二人は思わず声を出してしまう。
「なーにぼさっとしてんのよ。やるわよ! 三人で力を合わせれば、たとえ相手がスノークリスティでも勝てるわ!」
「!」
「!」
ミカの言葉に、ユカとユウは顔を見合わせて笑顔を作った。そして、三人はフォーメーションを作る。前衛は右にミカ、左にユウ。そして後ろにユカ。
「……こいっ」
スノークリスティも剣を構える。と同時に、ミカとユウは走り出す。
「行きますよ! 先ほどアルフさんから頂いた連携魔法!!」
ユカは後方で長ったらしい呪文を唱えて、目の前の三人が剣を交える前に魔法を発動させた。
ピカ――ッ
次の瞬間、ミカとユウの身体が光に包まれ全パラメーターが上昇する。身体が急激に軽く熱くなる。
「サンキュー! ユカ! ……ユウ」
「わかってるよ、まずは……」
ガキーーーン
スノークリスティの剣をミカとユウの剣が受け止める。三つの剣が合わさり、剣が刃こぼれを起こす。
「ほぅ……私の剣を受け止めるとは」
スノークリスティが感心したような声を出す。だがまだまだ余裕があるようだった。
「でも、これはどうかな?」
スノークリスティは剣に力を入れたまま、片足でユウの腹をける。
「ぐっ!?」
ユウが吹き飛ばされ、一人になったミカもスノークリスティの剣を受け止められずに吹き飛ばされた。
「ユウ! ミカ!」
ユカは慌てて回復魔法のスペルを口にする。だが、スノークリスティは吹き飛ばした二人を追わずに、ユカの方に走ってくる。
「……っ!」
まさか自分が狙われると思っていなかったユカは蒼白になってしまう。
「さ、させるかぁぁぁぁ!!!」
吹き飛ばされながらも、ミカは呪文を唱えて炎の魔法を発動させる。
「何!?」
スノークリスティは振り返り、襲ってくる炎をひらりと避けた。そして、ユカを狙うのをやめてミカにとどめを刺そうと、ミカに攻撃をするために走り出す。最初の一撃だけで黄色のゲージにまでなっていたミカは、次の攻撃を受けるとひん死状態か、HPがゼロになってしまうだろう。
「!! 強いっ! でも!」
ミカはあきらめずに、地面にしっかりと足をつけてスノークリスティを迎え撃つ準備をする。
「一人で何ができる!?」
スノークリスティは剣をミカに振りかざす―――
「ミカ姉は一人じゃないっ!!!」
と、そこでミカとは反対側に吹き飛ばされていたユウが、パラメーター補強された速さでスノークリスティに攻撃を仕掛ける。その攻撃は軽々とよけられてしまうが、スノークリスティに一瞬のスキができた。
「いまだ! ミカ姉」
「!!!」
ミカはアルフにもらったもう一つの連携魔法を発動させる。
「おぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
「しまっ……!!」
ドッゴォォォォン
恐ろしいほどの爆発が起き視界がゼロになる。
少し離れたところにいるユカからは、戦況がどうなったのかがわからない。
「ミカ! ユウ!?」
ユカは自分の弱さも忘れて、二人の元へと駆けつける。やがて煙はなくなり、そこには肩で息をしているミカとユウの姿があった。
「……よかった!」
ユカは戦闘中だというのに、二人に飛びつく。
「わっ、ユカ。待って、まだスノークリスティが……って、あれ?」
ミカは抱き付かれながらも、彼女の姿を探す。だが、先程までいた場所にスノークリスティはいない。
「ミカ姉! あそこ!」
ユウに言われて、頭上を見上げると、飛翔しているスノークリスティの姿があった。HPは四分の一ほど減っているが、緑のゲージのままだった。
「くっ!」
三人はすぐに離れて、戦闘態勢をとる。だが……。
パチパチパチ
スノークリスティは手を叩いていた。
「合格だ。三人とも」
「「「え?」」」
手を叩いているスノークリスティには戦闘意志は全く見えない。笑顔で手を叩きながら、三人の前にスタンプを差し出した。三人は、まだ状況が呑み込めていない様子で、ただスノークリスティを見つめるばかり。
「何だ? 受け取らないのかスタンプ」
「え、あ、はい」
ミカは何とか差し出されたスタンプを受け取る。
「ここでのPvPは本気の戦いじゃないよ。だって私と君たちとではスキルの差がありすぎるだろ? だから、私に一撃を与えることができれば、それで合格だったんだ。……まぁ、最後の連携魔法はちょっと驚いたけどね」
そう言われても、やはりまだ現実味がない。ぽかんとした三人にスノークリスティはさらにこう言う。
「いい仲間を見つけられたな」
と、ユカにウインクをしたのだ。
「「??」」
ミカとユウはさらに首をかしげるが、ユカは、
「はい!」
と、笑顔で答えた。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
挿絵:柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第九話「牧場ウォークラリー閉会式」の連載予定は四月二十六日頃になります。お楽しみに!
積層構造になっており、地下に潜るほどにエンカウントするモンスターも強力になっていく。中級プレイヤーでもモンスターに当たれば、死ぬか生きるかギリギリのところだろう。
そんな中を、チームワークを手に入れた三人が歩いていく。先頭を歩くミカ。ミカの腕に腕を絡めて歩くユカ。その後ろから、ユウがついて歩く。美しかった世界とは打って変わって、おどろおどろしいこの空気感は、ユカが最も苦手とするものだった。リアル世界でも、ホラー系は苦手分野。昔はよく怖くなると、お姉ちゃんに抱き付いていたなと、ふとユカは思い出した。
『お姉ちゃん』は血のつながりのあるお姉ちゃんではない。近所に住む幼馴染で、実際には歳は一歳しか離れていないが、子どものころからしっかりとしていて、とても頼りになる人だった。もちろん今でも会ってはいるが、歳をとる度に会う回数は減っていた。
(お互いに忙しくなったから仕方がないんですよね。でも、寂しいというのも本当の気持ち……)
ユカはそんなことを思いながら、ミカの腕を抱きしめる力を強めた。
モンスターが現れたら即終わりだと思っていたが、一度もモンスターに出くわすことなく最下層にたどり着くことができた。だが、目の前で繰り広げられている状況を見て、ミカたちは絶句する。
「うあぁぁぁぁ!!!!!!」
バッシューーーーーン
重層鎧を着こんだサラマンダーが、壁際に吹き飛ばされ、その姿を消した。……攻撃を避けきれずに、HPがゼロになったためだ。
攻撃を仕掛けたのは、ミカたちから少し離れたところに立っている人物。剣を振り下ろし入り口付近に立っているミカたちを見る。
「次はお前らか……」
そこに立っていたのは、開会式の時に姿を現したスノークリスティ―だった。彼女は開会式の時の口調とは違い、少し威圧的な物言いをする。
「スノークリスティ……どうして?」
ミカは思わずその名前を呟く。スノークリスティは、ミカを見てフッと笑う。
「すごいな。私の覇気を浴びて言葉を出せるなんて」
「え……?」
そう言われてユカとユウを見ると、二人は首を振っている。どうやら声を出せないようだった。
「まぁ、いい。これから最終チェックポイントの説明をする。このウォークラリーに何人で参加していたとしても、ここでは三人がマックスの状態で私と戦うこと。……つまりPvPで私に勝てば、見事クリアというわけだ」
「なっ!?」
ミカは驚く。今までのようにすぐに『やってやるぜ!』とは気軽に言えなかった。いつかスノークリスティを越えたいという願望はあるものの、今の自分では力量に差がありすぎることを知っているからだ。
(そう……自分一人の力量では)
ミカは両隣にいる、ユカとユウの背中をバシンと叩く。
「きゃっ」
「うわっ」
驚いた二人は思わず声を出してしまう。
「なーにぼさっとしてんのよ。やるわよ! 三人で力を合わせれば、たとえ相手がスノークリスティでも勝てるわ!」
「!」
「!」
ミカの言葉に、ユカとユウは顔を見合わせて笑顔を作った。そして、三人はフォーメーションを作る。前衛は右にミカ、左にユウ。そして後ろにユカ。
「……こいっ」
スノークリスティも剣を構える。と同時に、ミカとユウは走り出す。
「行きますよ! 先ほどアルフさんから頂いた連携魔法!!」
ユカは後方で長ったらしい呪文を唱えて、目の前の三人が剣を交える前に魔法を発動させた。
ピカ――ッ
次の瞬間、ミカとユウの身体が光に包まれ全パラメーターが上昇する。身体が急激に軽く熱くなる。
「サンキュー! ユカ! ……ユウ」
「わかってるよ、まずは……」
ガキーーーン
スノークリスティの剣をミカとユウの剣が受け止める。三つの剣が合わさり、剣が刃こぼれを起こす。
「ほぅ……私の剣を受け止めるとは」
スノークリスティが感心したような声を出す。だがまだまだ余裕があるようだった。
「でも、これはどうかな?」
スノークリスティは剣に力を入れたまま、片足でユウの腹をける。
「ぐっ!?」
ユウが吹き飛ばされ、一人になったミカもスノークリスティの剣を受け止められずに吹き飛ばされた。
「ユウ! ミカ!」
ユカは慌てて回復魔法のスペルを口にする。だが、スノークリスティは吹き飛ばした二人を追わずに、ユカの方に走ってくる。
「……っ!」
まさか自分が狙われると思っていなかったユカは蒼白になってしまう。
「さ、させるかぁぁぁぁ!!!」
吹き飛ばされながらも、ミカは呪文を唱えて炎の魔法を発動させる。
「何!?」
スノークリスティは振り返り、襲ってくる炎をひらりと避けた。そして、ユカを狙うのをやめてミカにとどめを刺そうと、ミカに攻撃をするために走り出す。最初の一撃だけで黄色のゲージにまでなっていたミカは、次の攻撃を受けるとひん死状態か、HPがゼロになってしまうだろう。
「!! 強いっ! でも!」
ミカはあきらめずに、地面にしっかりと足をつけてスノークリスティを迎え撃つ準備をする。
「一人で何ができる!?」
スノークリスティは剣をミカに振りかざす―――
「ミカ姉は一人じゃないっ!!!」
と、そこでミカとは反対側に吹き飛ばされていたユウが、パラメーター補強された速さでスノークリスティに攻撃を仕掛ける。その攻撃は軽々とよけられてしまうが、スノークリスティに一瞬のスキができた。
「いまだ! ミカ姉」
「!!!」
ミカはアルフにもらったもう一つの連携魔法を発動させる。
「おぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
「しまっ……!!」
ドッゴォォォォン
恐ろしいほどの爆発が起き視界がゼロになる。
少し離れたところにいるユカからは、戦況がどうなったのかがわからない。
「ミカ! ユウ!?」
ユカは自分の弱さも忘れて、二人の元へと駆けつける。やがて煙はなくなり、そこには肩で息をしているミカとユウの姿があった。
「……よかった!」
ユカは戦闘中だというのに、二人に飛びつく。
「わっ、ユカ。待って、まだスノークリスティが……って、あれ?」
ミカは抱き付かれながらも、彼女の姿を探す。だが、先程までいた場所にスノークリスティはいない。
「ミカ姉! あそこ!」
ユウに言われて、頭上を見上げると、飛翔しているスノークリスティの姿があった。HPは四分の一ほど減っているが、緑のゲージのままだった。
「くっ!」
三人はすぐに離れて、戦闘態勢をとる。だが……。
パチパチパチ
スノークリスティは手を叩いていた。
「合格だ。三人とも」
「「「え?」」」
手を叩いているスノークリスティには戦闘意志は全く見えない。笑顔で手を叩きながら、三人の前にスタンプを差し出した。三人は、まだ状況が呑み込めていない様子で、ただスノークリスティを見つめるばかり。
「何だ? 受け取らないのかスタンプ」
「え、あ、はい」
ミカは何とか差し出されたスタンプを受け取る。
「ここでのPvPは本気の戦いじゃないよ。だって私と君たちとではスキルの差がありすぎるだろ? だから、私に一撃を与えることができれば、それで合格だったんだ。……まぁ、最後の連携魔法はちょっと驚いたけどね」
そう言われても、やはりまだ現実味がない。ぽかんとした三人にスノークリスティはさらにこう言う。
「いい仲間を見つけられたな」
と、ユカにウインクをしたのだ。
「「??」」
ミカとユウはさらに首をかしげるが、ユカは、
「はい!」
と、笑顔で答えた。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
挿絵:柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第九話「牧場ウォークラリー閉会式」の連載予定は四月二十六日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ,
連載小説
2016年4月17日日曜日
ゲーム仲間の作り方
自分のこだわりがあって作成したグループを運営していると、人が集まって参加してくれている時は良い気分だが、そうでない時に寂しく孤独になることがある。自らソロプレイを望んでいる人ならともかく、皆でワイワイ遊んだり個別に親しくなって関わったりしたい人には不満が募るだろう。
最近思ったのは、人が集まらないっていうのは
人が集まらないって言ってる貴方が作成したグループでの話でしょ、ってこと。
特定のゲームに絞って探せば、一緒に遊ぶ仲間はすぐに見つかる。
○月○○日しかインしないから…… とか
月一回しかインしないから…… とか
あのゲームと、このゲームと、そっちのゲームをやってるから別に…… とか
言ってる場合じゃない。
最初から通話したい、自己紹介メッセージ交換したらすぐ通話したい、なんていう人
ほんの一握りだと思いますよ。通話して楽しめる人を探すのもいいですが
「人が集まらない」「寂しい」と不満を募らせている場合は 行動を変えてみるのも一つの手です。
また、ネット上では若い女性ユーザーなら誰でもチヤホヤされ、コミュ力などが人並み以下の
男性ユーザーの投稿がスルーされる傾向があります。悔しい!と感じる男もいるのでは
ないでしょうか。でも、リアルで面識のない男性に対して女性は厳しいです。
「会いたい」と思ってコンタクトを取ったネット上の女性なんて、殆ど会えません。会えるのは
偶然気が合って、タイミングが合った人同士だと思います。ネット上で出会いを求めるのは
凡人の男には効率が悪すぎます。リアルでやれ、と。
異業種交流会、ランチ会、バーベキュー会、カラオケ会、Facebookイベント、お茶会、
恋活婚活パーティー、結婚相談所 etc...
この中で一番効率が良いのは女性側も出会いを真剣に求めてる結婚相談所ですね。
それに入会するくらい気合があれば、それ以下の交流会に参加するのなんて楽勝です。
わっ、私は○○○のゲーム仲間を求めているんだ!妙齢の女性しか受け付けない(同性には素っ気ない対応)なんてことはないぞ! というなら、ネット上で性別を気にすることないよね。
閑話休題。
毎回通話しながらゲーム遊べる人に限って仲間を探そうとすると、なかなか自分に合った人が見つからないものです。入り口は広くとって、ゲーム内テキストチャットを見直してみましょうか。テキストチャットなら良いよ、って人は無数にいますよね。
それに自分が開設したホームページ上で仲間を求めるなんて、これもまた非効率じゃないのかな、と思った次第で……。
逆に、人が集まっていて仲間が作れる所ってどこなのか。それは……
・公式サイト掲示板(友達/仲間募集トピック等)
・公式サイトからリンクされているファンサイト/ギルドサイト
・ゲーム内メッセージボード/掲示板
・人数が多くてイン率の高いギルド(イン率低い人は遠慮しがちだが、逆に考えてインしない期間は脱退しておけば良いし、月に数日だけガッツリ遊びたい人は日替わりでギルドを転々とするのもまた一つの手)
・mixi コミュニティ(特定のゲームタイトル専用)
・twitter(ゲームタイトル、ハッシュタグなどで検索)
・スカイプ友達募集サイト(特定のゲームタイトルで検索)
「人が集まらない」「寂しい」と不満を募らせている場合、新たに通話しながら一緒にゲームできる仲間を探すのは一先ず置いといて、これまでに出会った友達や仲間に連絡を取って親睦を深めたり、自分のこだわりを見直してみたりすると良いかもしれませんね。
まとめ。
1.妙齢の女性と出会いたいならネット上ではなく、リアルで恋活婚活しましょう。
2.特定のゲーム仲間がほしいなら、既に人が集まっている掲示板やコミュニティを利用しましょう。
3.入り口は広くとってゲーム内テキストチャットから仲間を作り、楽しみましょう。
最近思ったのは、人が集まらないっていうのは
人が集まらないって言ってる貴方が作成したグループでの話でしょ、ってこと。
特定のゲームに絞って探せば、一緒に遊ぶ仲間はすぐに見つかる。
○月○○日しかインしないから…… とか
月一回しかインしないから…… とか
あのゲームと、このゲームと、そっちのゲームをやってるから別に…… とか
言ってる場合じゃない。
最初から通話したい、自己紹介メッセージ交換したらすぐ通話したい、なんていう人
ほんの一握りだと思いますよ。通話して楽しめる人を探すのもいいですが
「人が集まらない」「寂しい」と不満を募らせている場合は 行動を変えてみるのも一つの手です。
また、ネット上では若い女性ユーザーなら誰でもチヤホヤされ、コミュ力などが人並み以下の
男性ユーザーの投稿がスルーされる傾向があります。悔しい!と感じる男もいるのでは
ないでしょうか。でも、リアルで面識のない男性に対して女性は厳しいです。
「会いたい」と思ってコンタクトを取ったネット上の女性なんて、殆ど会えません。会えるのは
偶然気が合って、タイミングが合った人同士だと思います。ネット上で出会いを求めるのは
凡人の男には効率が悪すぎます。リアルでやれ、と。
異業種交流会、ランチ会、バーベキュー会、カラオケ会、Facebookイベント、お茶会、
恋活婚活パーティー、結婚相談所 etc...
この中で一番効率が良いのは女性側も出会いを真剣に求めてる結婚相談所ですね。
それに入会するくらい気合があれば、それ以下の交流会に参加するのなんて楽勝です。
わっ、私は○○○のゲーム仲間を求めているんだ!妙齢の女性しか受け付けない(同性には素っ気ない対応)なんてことはないぞ! というなら、ネット上で性別を気にすることないよね。
閑話休題。
毎回通話しながらゲーム遊べる人に限って仲間を探そうとすると、なかなか自分に合った人が見つからないものです。入り口は広くとって、ゲーム内テキストチャットを見直してみましょうか。テキストチャットなら良いよ、って人は無数にいますよね。
それに自分が開設したホームページ上で仲間を求めるなんて、これもまた非効率じゃないのかな、と思った次第で……。
逆に、人が集まっていて仲間が作れる所ってどこなのか。それは……
・公式サイト掲示板(友達/仲間募集トピック等)
・公式サイトからリンクされているファンサイト/ギルドサイト
・ゲーム内メッセージボード/掲示板
・人数が多くてイン率の高いギルド(イン率低い人は遠慮しがちだが、逆に考えてインしない期間は脱退しておけば良いし、月に数日だけガッツリ遊びたい人は日替わりでギルドを転々とするのもまた一つの手)
・mixi コミュニティ(特定のゲームタイトル専用)
・twitter(ゲームタイトル、ハッシュタグなどで検索)
・スカイプ友達募集サイト(特定のゲームタイトルで検索)
「人が集まらない」「寂しい」と不満を募らせている場合、新たに通話しながら一緒にゲームできる仲間を探すのは一先ず置いといて、これまでに出会った友達や仲間に連絡を取って親睦を深めたり、自分のこだわりを見直してみたりすると良いかもしれませんね。
まとめ。
1.妙齢の女性と出会いたいならネット上ではなく、リアルで恋活婚活しましょう。
2.特定のゲーム仲間がほしいなら、既に人が集まっている掲示板やコミュニティを利用しましょう。
3.入り口は広くとってゲーム内テキストチャットから仲間を作り、楽しみましょう。
2016年4月12日火曜日
SCWOG × SAO 第七話「第四のチェックポイント」
何となく気まずい空気をまとった三人は、第四のスタンプを求めて世界樹へと向かっていた。
VRMMO時代のALOでは、世界樹を攻略することが最終目的とされていたが、このパソコン版のALOでは、世界樹を攻略することが目的とはされていない。パソコン版のALOはVRMMOのGGOの後に作られた製品。世界樹には一階から頂上に向かってのエレベーターが実装されており、誰でも簡単に行き来することができる。
最上階にはアルフが住まう空中都市イグドラル・シティが存在している。アルフ……つまり、ユカが属している種族が本拠地にしている場所だ。今回はこの空中都市イグドラル・シティで武器をそろえてから、世界樹のたもとに向かうようにチェックシートには書かれていた。
三人は世界樹のたもとにたどり着く。だがまだ武器をそろえていないため、何も起きない。このクエストは、武器を購入した後に何かに反応して出現するようになっているようだった。
「とりあえず、空中都市に行こう。二人はちゃんとマニーを持ってるの? っていうか、ユカはアルフだから空中都市のことは知ってるんだよね?」
初めに比べるとちょっとだけ声のトーンが落ちたミカは、それでもリーダーらしく仕切ろうとした。
「はい、知ってますよ。とーっても綺麗な場所です。下界を一望できるところがあって、そこからの眺めは最高ですよ!」
「あ、でも今回はクエストが……」
ミカが言おうとして、口を紡ぐ。不機嫌そうなユウの姿が視えたからだ。
(一番になるには寄り道なんてしている場合じゃない。けど……、本当にそうなのかな?)
と、そんなことを思った自分自身に、ミカは驚く。
「……はぁ、わかってるよ。別にボクはミカ姉に無理をしてほしくないだけで、ミカ姉の行動すべてがダメだとは思ってないから。今日はクエストを優先して、終わってから三人で見学に行こうよ」
「ユウ……!!」
ミカはこみあげてくる感情のまま、ユウに抱き付く。
「わっ!? ちょっとミカ姉!?」
ユウは力強くミカに抱きしめられ、ミカの甘い香りがこっちにまで届いてきそうだと思った。
「うふふ。仲がいいですね、お二人は」
「あぁもう! ユカにも抱きついちゃう!!」
「きゃぁあ!」
ミカは左手でユウを抱きしめ、右手でユカを抱きしめた。三人はこれ以上ないほどに引っ付き、まるで三人で一人の人間のような感覚になる。
(ってボク、男なんだけど。何なんだよこの状況!?)
ユウの心の叫びを無視して、しばらく抱き合ってから三人はエレベーターに乗って空中都市イグドラル・シティに向かった。
エレベーターで頂上にたどり着くと、そこは下界とは全く違う美しい街が広がっていた。花や蝶が飛び交っており、エデンのような場所だとミカとユウは感じた。
「ね、素敵なところでしょ」
ここに来たことのあるユカが、二人を武器防具屋に案内すると言って先導してくれる。戦いでは補助的な役割の彼女だが、今回のクエストの中で一番役立ってるのは、実はユカなんじゃないかと、ユウは思い始めていた。
「ここがこの街で一番大きなお店ですよ」
ユカに案内された店は、外装もさることながら内装もとても丁寧に作られていた。
「すっごーい! こんな剣、見たことないよ!!」
早速武器に夢中になっているミカは大声を上げて、どれを買うかの品定めを始めた。
「ねぇ、ユカ。ここが街で一番大きなお店って言ったけど、他にもお店はあるの?」
店の雰囲気を確認しながら、小声で聞いてくる。一応この店の主人に気を遣っているのだろう。
「あ、はい。ありますよ。NPCじゃなくて、他プレイヤーが店を開いたりもしていますから。ですが……今回は初心者用のクエストなので、武器を買うとしたらここかなと思いまして」
「なるほどね。さすがユカ。じゃあボクも早速買ってこようかな」
ユカの説明で納得したユウは、少しだけ重い剣が置いている場所を見に行った。
(ユウって不思議な人。子どもっぽいところがあるように見るのに、ちゃんと周りも見ていますし、人も見ていて……。今の中学生って、しっかりしているんですね)
ユカはユウの後姿を見て微笑む。
(戦闘力の低い私だけど、この二人のためだったら支えになりたいって思える。二人に負けないように、私も頑張んなきゃ)
そう決心し、ユカもメイスを選びに向かったのだった。
「まいど~!」
上機嫌のNPCは大きな声でそう叫ぶ。そうプログラムされているからだとは思うが、こんなにたくさんの武器と防具を買ってくれたから嬉しそうにしているようにしか見えなかった。
「そうそう、三人はクエスト参加者だよな。この証明書を持って行ってくれ」
店主はそう言うと、IDパスのようなカードをそれぞれに渡した。ここの店主はいつもこんなおまけをつけるのかと、ユカを見ると首を振った。
「ここで買い物をして、こんなことを言われたのは初めてです」
「ってことは、ここで買い物をしたのが正解ってことだね! よっしゃー! じゃあ、早速世界樹のたもとに戻ろう! 何が起こるのかはわかんないけど、こんなめっちゃ強い武器と防具をつけた私たちには怖いものなしだよ!」
いつもの調子を取り戻したミカは、大はしゃぎでそう言う。その姿を見て、ユウはため息をついたのだ。
エレベーターで世界樹を降り、指定されていた場所に行くと、登る前にはいなかった覆面のアルフが一人立っていた。
「覆面!?」
「……嫌な予感がしますね」
及び腰になったユウとユカだが、ミカは全く気にせず一人突っ込んでいく。
「うぉぉぉぉっ!!!!!」
「あ、おい!?」
相手が敵なのかどうかもわからないうちから、覆面アルフを敵とみなしたミカは切りかかりに行く。だが覆面アルフはミカに気がつくと、その攻撃を軽々とかわした。
「なっ!?」
空振りをしてしまったミカに隙が生まれ、そこに覆面アルフが攻撃を仕掛ける――
ガッ
「きゃあっ!?」
ミカはユウとユカがいる場所とは反対側に吹き飛ばされた。さっき購入したばかりの防具が、対アルフ用に施されたものだったため、ダメージはそれほど受けていないが、こちらの攻撃がかすりもしなかったので危機的状態には変わりない。
「あの……ばかっ!」
ユウは剣を取り出し構える。
「ユカ、援護を頼む」
「わかりました! できればミカにも回復魔法をかけたいのですが……」
「ボクがこっちにミカ姉を連れてくるよ」
「お願いします!」
二人がそうやって話している間にも、あきらめの悪いミカは一人で覆面アルフに向かって攻撃を仕掛ける。何度も何度も。だが、どの攻撃も当たらない。
「ちくしょー!! なんでだよ!!!」
「ミカ姉! 落ち着け! こっちに来て、一度体勢を整えよう!」
ユウは叫びながら覆面アルフ越しにミカに訴えかける。覆面アルフはユウにも気づき攻撃を仕掛けようとするが、ユカが補助魔法をかけてくれたおかげで吹き飛ばされずにすんだ。と言っても、HPは少しだけ減少してしまったが。
「嫌だ! だって私は最強の戦士になりたいんだ! だからこんな所で、立ち止まるわけにはいかないんだよ!!!」
ミカは悲鳴にも近い叫び声をあげる。ミカは自分の感情さえも自分で制御できていないのか、そのまま剣を振りかざす。だが、やはり剣は当たらずに空振りをし、覆面アルフの攻撃を受ける――!
「ぐっ!?」
「ミカ姉っ!」
吹き飛ばされたミカ姉をユウは素早く移動し受け止める――が、素早さはあっても力は弱いため、受け止めきれずに一緒に飛ばされてしまう。
「ミカ! ユウ!」
後方に控えていたユカが叫ぶ。そのせいで覆面アルフに存在がばれてしまったが、ユカに攻撃を仕掛けようとはしなかった。それでもユカは、この場所から動くと、相手の攻撃範囲内に入ってしまうかもしれないと思い、動くことができない。
(今私が前衛に出ても、何の力にもならない……!)
ユカは自分の無力さを痛感しながらも、吹き飛ばされた二人を見る。二人のHPは黄色のゲージになってはいるものの、無事のようだった。
「くっそ! 今度こそ!!」
ミカはユウに抱き留められたおかげで、それほどのダメージを受けなかったが、勝てないことへの焦りは募るばかりだった。ミカはムクリと起き上ると、また剣を構えて走り出そうとする。
ガシッ
だが、ミカの左手をユウが握り、走りだせなくなってしまった。
「離せ! ユウ! あいつを倒さなければ!!」
「……いい加減目を覚ませよ! ミカ姉! あんたの力じゃ、全く通用しないのがわからないのか!?」
「っ!? う、うるさい! そんなことは……そんなことは……っ!」
ミカはギリギリと歯ぎしりをする。それはちゃんと自分が、敵わないことを自覚している証拠だ。
「それでも私は、私はあいつに勝つんだ。たとえこの命が尽きても!!」
「っ! 命が尽きても……」
ユウの脳裏に、SAOで本当の命を落とした姉の姿がよぎる。
「こ、このバカミカ!!」
バッシィィ
ユウは思いっきりミカのほっぺを叩く。
「!?」
「命尽きてもなんて気軽に言うんじゃない! ボクの本当の姉はあのSAO事件で本当に命を落としているんだ!」
「……え」
ミカはその言葉で、ようやく我に返る。ゲームの世界なのに、小さな男の子が目の前で泣いているように見えた。プログラムのこの世界で『泣く』というコマンドはないのに。
「で……でも。私は最強に……」
「……最強って、1人でなりたいのかよ。ボク、ミカ姉に聞いたよね。なんでこのパーティーを組もうとしたのかって。あの時は答えてくれなかったけど……パーティーってさ、力を合わせるためのもんじゃないのか」
「力を合わせる……」
ミカの表情がピクリと動く。
「ミカ姉だって、それができないわけじゃないんだ。だって、一番初めのチェックポイントの時は、ちゃんと三人で力を合わせて戦ったじゃないか」
「……!」
ユウはミカの手に手を当てる。
「ボクたちを信じてよ。一緒に戦おう。一緒にミカ姉が目指している最強になっていこう。ね、そのためのパーティーだろ?」
「!!!」
ミカの瞳にだんだんと光が戻り始める。そして……ゆっくりと頷いたのだった。
と、その時――
ピカッ!!
止まったままになっていた覆面アルフがまばゆい光を解き放つ。
「!? ミカ姉! とにかく、ユカの元へ行こう!」
「う、うん!」
ミカとユウは手を繋いで、一人取り残されているユカの所に移動した。三人が同じ場所に揃うと、光は一層激しくなり周りが見えなくなる。
バシューーーーーン
そんな音が聞こえたかと思うと、光は消え去り先ほどまでの景色が見える。
「な、何が起きたんだ?」
「み、見てください! アレフの覆面が外れてます!」
「!?」
ユカにそう言われて見てみると、確かに覆面は外れていた。そして、覆面の下にあった顔はと言うと、穏やかで優しい表情だった。
「パーティーの結束力を確認いたしました。これより、連携魔法の継承を行います」
「「「えぇっ!?」」」
突然のことに、三人は同時に声を発する。だがアルフはそんな三人にお構いなしに、手を上空に上げ光の玉を作る。そしてそれを三人に向けてゆっくりとかざした。光の玉は三人の上で三つに分裂し、それぞれの身体に入っていく……。
「これは火・光・影の三つの力で構成された連携魔法。アルフ族が呪文を唱えることで発動し、一時的に全パラメーターを上げることができる」
「!」
三人は顔を見合わせる。だが、アルフはもう一度、手を上空に挙げて茶色の光の玉を作り、手をかざすと、ミカたちの頭上に球が移動し、二つに分かれてミカとユウの身体に吸収された。
「これはおまけです。火・影の二つの連携魔法は、必殺技の発動。呪文は二人同時に叫ぶことが発動条件となります。最後まで頑張ってくださいね」
アルフはそう言うと微笑んで、姿を消した。アルフがいたところには、スタンプが落ちている。どうやら連携魔法を受け取ることが、第四のチェックポイントの試練だったようだ。
三人はヘナヘナとその場に座り込む。
「覆面のアルフが敵じゃなかっただなんて……」
ミカが呟くようにそう言うと、ユウが軽くミカの腕を押した。
「ミカ姉が暴走するから、こんなことになったんだよ。ちょっとは反省してよ」
「う……」
二人の間にあった硬い空気がなくなっていることに気づき、ユカは嬉しくなる。
「そうだ。二人に回復魔法をかけなきゃですね」
ユカはそう言うと、呪文を唱えて二人の傷を癒した。
「サンキュー、ユカ。色々心配かけてごめんね」
「いいえ、私はずっとミカを信じていましたから」
「……ありがと」
ミカは優しく微笑んで世界樹を見上げる。この世界ってこんなに美しかったっけと、不思議なぐらいに周りがクリアに見えた。
(仲間……か)
その響きが何だか尊いもののような気がして、ミカは少し照れくさくなった。
「次が、最後だよね。チェックポイントはどこにあるの?」
「次は……」
ユカがチェックシートを実体化させて確認する。
「……この下ですね」
「え? それって……」
「はい、地下世界ヨツイヘルムです――」
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
挿絵:柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第八話「第五チェックポイント」の連載予定は四月十九日頃になります。お楽しみに!
VRMMO時代のALOでは、世界樹を攻略することが最終目的とされていたが、このパソコン版のALOでは、世界樹を攻略することが目的とはされていない。パソコン版のALOはVRMMOのGGOの後に作られた製品。世界樹には一階から頂上に向かってのエレベーターが実装されており、誰でも簡単に行き来することができる。
最上階にはアルフが住まう空中都市イグドラル・シティが存在している。アルフ……つまり、ユカが属している種族が本拠地にしている場所だ。今回はこの空中都市イグドラル・シティで武器をそろえてから、世界樹のたもとに向かうようにチェックシートには書かれていた。
三人は世界樹のたもとにたどり着く。だがまだ武器をそろえていないため、何も起きない。このクエストは、武器を購入した後に何かに反応して出現するようになっているようだった。
「とりあえず、空中都市に行こう。二人はちゃんとマニーを持ってるの? っていうか、ユカはアルフだから空中都市のことは知ってるんだよね?」
初めに比べるとちょっとだけ声のトーンが落ちたミカは、それでもリーダーらしく仕切ろうとした。
「はい、知ってますよ。とーっても綺麗な場所です。下界を一望できるところがあって、そこからの眺めは最高ですよ!」
「あ、でも今回はクエストが……」
ミカが言おうとして、口を紡ぐ。不機嫌そうなユウの姿が視えたからだ。
(一番になるには寄り道なんてしている場合じゃない。けど……、本当にそうなのかな?)
と、そんなことを思った自分自身に、ミカは驚く。
「……はぁ、わかってるよ。別にボクはミカ姉に無理をしてほしくないだけで、ミカ姉の行動すべてがダメだとは思ってないから。今日はクエストを優先して、終わってから三人で見学に行こうよ」
「ユウ……!!」
ミカはこみあげてくる感情のまま、ユウに抱き付く。
「わっ!? ちょっとミカ姉!?」
ユウは力強くミカに抱きしめられ、ミカの甘い香りがこっちにまで届いてきそうだと思った。
「うふふ。仲がいいですね、お二人は」
「あぁもう! ユカにも抱きついちゃう!!」
「きゃぁあ!」
ミカは左手でユウを抱きしめ、右手でユカを抱きしめた。三人はこれ以上ないほどに引っ付き、まるで三人で一人の人間のような感覚になる。
(ってボク、男なんだけど。何なんだよこの状況!?)
ユウの心の叫びを無視して、しばらく抱き合ってから三人はエレベーターに乗って空中都市イグドラル・シティに向かった。
エレベーターで頂上にたどり着くと、そこは下界とは全く違う美しい街が広がっていた。花や蝶が飛び交っており、エデンのような場所だとミカとユウは感じた。
「ね、素敵なところでしょ」
ここに来たことのあるユカが、二人を武器防具屋に案内すると言って先導してくれる。戦いでは補助的な役割の彼女だが、今回のクエストの中で一番役立ってるのは、実はユカなんじゃないかと、ユウは思い始めていた。
「ここがこの街で一番大きなお店ですよ」
ユカに案内された店は、外装もさることながら内装もとても丁寧に作られていた。
「すっごーい! こんな剣、見たことないよ!!」
早速武器に夢中になっているミカは大声を上げて、どれを買うかの品定めを始めた。
「ねぇ、ユカ。ここが街で一番大きなお店って言ったけど、他にもお店はあるの?」
店の雰囲気を確認しながら、小声で聞いてくる。一応この店の主人に気を遣っているのだろう。
「あ、はい。ありますよ。NPCじゃなくて、他プレイヤーが店を開いたりもしていますから。ですが……今回は初心者用のクエストなので、武器を買うとしたらここかなと思いまして」
「なるほどね。さすがユカ。じゃあボクも早速買ってこようかな」
ユカの説明で納得したユウは、少しだけ重い剣が置いている場所を見に行った。
(ユウって不思議な人。子どもっぽいところがあるように見るのに、ちゃんと周りも見ていますし、人も見ていて……。今の中学生って、しっかりしているんですね)
ユカはユウの後姿を見て微笑む。
(戦闘力の低い私だけど、この二人のためだったら支えになりたいって思える。二人に負けないように、私も頑張んなきゃ)
そう決心し、ユカもメイスを選びに向かったのだった。
「まいど~!」
上機嫌のNPCは大きな声でそう叫ぶ。そうプログラムされているからだとは思うが、こんなにたくさんの武器と防具を買ってくれたから嬉しそうにしているようにしか見えなかった。
「そうそう、三人はクエスト参加者だよな。この証明書を持って行ってくれ」
店主はそう言うと、IDパスのようなカードをそれぞれに渡した。ここの店主はいつもこんなおまけをつけるのかと、ユカを見ると首を振った。
「ここで買い物をして、こんなことを言われたのは初めてです」
「ってことは、ここで買い物をしたのが正解ってことだね! よっしゃー! じゃあ、早速世界樹のたもとに戻ろう! 何が起こるのかはわかんないけど、こんなめっちゃ強い武器と防具をつけた私たちには怖いものなしだよ!」
いつもの調子を取り戻したミカは、大はしゃぎでそう言う。その姿を見て、ユウはため息をついたのだ。
エレベーターで世界樹を降り、指定されていた場所に行くと、登る前にはいなかった覆面のアルフが一人立っていた。
「覆面!?」
「……嫌な予感がしますね」
及び腰になったユウとユカだが、ミカは全く気にせず一人突っ込んでいく。
「うぉぉぉぉっ!!!!!」
「あ、おい!?」
相手が敵なのかどうかもわからないうちから、覆面アルフを敵とみなしたミカは切りかかりに行く。だが覆面アルフはミカに気がつくと、その攻撃を軽々とかわした。
「なっ!?」
空振りをしてしまったミカに隙が生まれ、そこに覆面アルフが攻撃を仕掛ける――
ガッ
「きゃあっ!?」
ミカはユウとユカがいる場所とは反対側に吹き飛ばされた。さっき購入したばかりの防具が、対アルフ用に施されたものだったため、ダメージはそれほど受けていないが、こちらの攻撃がかすりもしなかったので危機的状態には変わりない。
「あの……ばかっ!」
ユウは剣を取り出し構える。
「ユカ、援護を頼む」
「わかりました! できればミカにも回復魔法をかけたいのですが……」
「ボクがこっちにミカ姉を連れてくるよ」
「お願いします!」
二人がそうやって話している間にも、あきらめの悪いミカは一人で覆面アルフに向かって攻撃を仕掛ける。何度も何度も。だが、どの攻撃も当たらない。
「ちくしょー!! なんでだよ!!!」
「ミカ姉! 落ち着け! こっちに来て、一度体勢を整えよう!」
ユウは叫びながら覆面アルフ越しにミカに訴えかける。覆面アルフはユウにも気づき攻撃を仕掛けようとするが、ユカが補助魔法をかけてくれたおかげで吹き飛ばされずにすんだ。と言っても、HPは少しだけ減少してしまったが。
「嫌だ! だって私は最強の戦士になりたいんだ! だからこんな所で、立ち止まるわけにはいかないんだよ!!!」
ミカは悲鳴にも近い叫び声をあげる。ミカは自分の感情さえも自分で制御できていないのか、そのまま剣を振りかざす。だが、やはり剣は当たらずに空振りをし、覆面アルフの攻撃を受ける――!
「ぐっ!?」
「ミカ姉っ!」
吹き飛ばされたミカ姉をユウは素早く移動し受け止める――が、素早さはあっても力は弱いため、受け止めきれずに一緒に飛ばされてしまう。
「ミカ! ユウ!」
後方に控えていたユカが叫ぶ。そのせいで覆面アルフに存在がばれてしまったが、ユカに攻撃を仕掛けようとはしなかった。それでもユカは、この場所から動くと、相手の攻撃範囲内に入ってしまうかもしれないと思い、動くことができない。
(今私が前衛に出ても、何の力にもならない……!)
ユカは自分の無力さを痛感しながらも、吹き飛ばされた二人を見る。二人のHPは黄色のゲージになってはいるものの、無事のようだった。
「くっそ! 今度こそ!!」
ミカはユウに抱き留められたおかげで、それほどのダメージを受けなかったが、勝てないことへの焦りは募るばかりだった。ミカはムクリと起き上ると、また剣を構えて走り出そうとする。
ガシッ
だが、ミカの左手をユウが握り、走りだせなくなってしまった。
「離せ! ユウ! あいつを倒さなければ!!」
「……いい加減目を覚ませよ! ミカ姉! あんたの力じゃ、全く通用しないのがわからないのか!?」
「っ!? う、うるさい! そんなことは……そんなことは……っ!」
ミカはギリギリと歯ぎしりをする。それはちゃんと自分が、敵わないことを自覚している証拠だ。
「それでも私は、私はあいつに勝つんだ。たとえこの命が尽きても!!」
「っ! 命が尽きても……」
ユウの脳裏に、SAOで本当の命を落とした姉の姿がよぎる。
「こ、このバカミカ!!」
バッシィィ
ユウは思いっきりミカのほっぺを叩く。
「!?」
「命尽きてもなんて気軽に言うんじゃない! ボクの本当の姉はあのSAO事件で本当に命を落としているんだ!」
「……え」
ミカはその言葉で、ようやく我に返る。ゲームの世界なのに、小さな男の子が目の前で泣いているように見えた。プログラムのこの世界で『泣く』というコマンドはないのに。
「で……でも。私は最強に……」
「……最強って、1人でなりたいのかよ。ボク、ミカ姉に聞いたよね。なんでこのパーティーを組もうとしたのかって。あの時は答えてくれなかったけど……パーティーってさ、力を合わせるためのもんじゃないのか」
「力を合わせる……」
ミカの表情がピクリと動く。
「ミカ姉だって、それができないわけじゃないんだ。だって、一番初めのチェックポイントの時は、ちゃんと三人で力を合わせて戦ったじゃないか」
「……!」
ユウはミカの手に手を当てる。
「ボクたちを信じてよ。一緒に戦おう。一緒にミカ姉が目指している最強になっていこう。ね、そのためのパーティーだろ?」
「!!!」
ミカの瞳にだんだんと光が戻り始める。そして……ゆっくりと頷いたのだった。
と、その時――
ピカッ!!
止まったままになっていた覆面アルフがまばゆい光を解き放つ。
「!? ミカ姉! とにかく、ユカの元へ行こう!」
「う、うん!」
ミカとユウは手を繋いで、一人取り残されているユカの所に移動した。三人が同じ場所に揃うと、光は一層激しくなり周りが見えなくなる。
バシューーーーーン
そんな音が聞こえたかと思うと、光は消え去り先ほどまでの景色が見える。
「な、何が起きたんだ?」
「み、見てください! アレフの覆面が外れてます!」
「!?」
ユカにそう言われて見てみると、確かに覆面は外れていた。そして、覆面の下にあった顔はと言うと、穏やかで優しい表情だった。
「パーティーの結束力を確認いたしました。これより、連携魔法の継承を行います」
「「「えぇっ!?」」」
突然のことに、三人は同時に声を発する。だがアルフはそんな三人にお構いなしに、手を上空に上げ光の玉を作る。そしてそれを三人に向けてゆっくりとかざした。光の玉は三人の上で三つに分裂し、それぞれの身体に入っていく……。
「これは火・光・影の三つの力で構成された連携魔法。アルフ族が呪文を唱えることで発動し、一時的に全パラメーターを上げることができる」
「!」
三人は顔を見合わせる。だが、アルフはもう一度、手を上空に挙げて茶色の光の玉を作り、手をかざすと、ミカたちの頭上に球が移動し、二つに分かれてミカとユウの身体に吸収された。
「これはおまけです。火・影の二つの連携魔法は、必殺技の発動。呪文は二人同時に叫ぶことが発動条件となります。最後まで頑張ってくださいね」
アルフはそう言うと微笑んで、姿を消した。アルフがいたところには、スタンプが落ちている。どうやら連携魔法を受け取ることが、第四のチェックポイントの試練だったようだ。
三人はヘナヘナとその場に座り込む。
「覆面のアルフが敵じゃなかっただなんて……」
ミカが呟くようにそう言うと、ユウが軽くミカの腕を押した。
「ミカ姉が暴走するから、こんなことになったんだよ。ちょっとは反省してよ」
「う……」
二人の間にあった硬い空気がなくなっていることに気づき、ユカは嬉しくなる。
「そうだ。二人に回復魔法をかけなきゃですね」
ユカはそう言うと、呪文を唱えて二人の傷を癒した。
「サンキュー、ユカ。色々心配かけてごめんね」
「いいえ、私はずっとミカを信じていましたから」
「……ありがと」
ミカは優しく微笑んで世界樹を見上げる。この世界ってこんなに美しかったっけと、不思議なぐらいに周りがクリアに見えた。
(仲間……か)
その響きが何だか尊いもののような気がして、ミカは少し照れくさくなった。
「次が、最後だよね。チェックポイントはどこにあるの?」
「次は……」
ユカがチェックシートを実体化させて確認する。
「……この下ですね」
「え? それって……」
「はい、地下世界ヨツイヘルムです――」
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
挿絵:柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第八話「第五チェックポイント」の連載予定は四月十九日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ,
連載小説
2016年4月11日月曜日
レクリエーション記事追加 : ネットカフェやホームパーティー等でゲーム一緒に遊ぶ会
主催者と面識のある人が特定のネットカフェや個人宅に集まり、会話しながらゲームの準備をして一緒に遊ぶイベントです。遊べるコンピュータゲームのジャンルは会場設備と参加者の持参物に依存します。主なコミュニケーション方法は、会話またはテキストチャット。
イベントによっては事前告知して開催することで、会場(非公開)にいる参加者と
特定のオンラインゲームにログインしている友達や仲間がパーティーを組んで遊んだり、チャット等でコミュニケーションを取ったりすることが可能です。
参加するのはイベント当日だけで良いため、普段パソコンをネットに繋げていない親友や、交流会などのイベント好きな友達にも参加してもらい易いと思います。
イベントによっては事前告知して開催することで、会場(非公開)にいる参加者と
特定のオンラインゲームにログインしている友達や仲間がパーティーを組んで遊んだり、チャット等でコミュニケーションを取ったりすることが可能です。
参加するのはイベント当日だけで良いため、普段パソコンをネットに繋げていない親友や、交流会などのイベント好きな友達にも参加してもらい易いと思います。
2016年4月8日金曜日
いま思ったこと
通話しながら一緒に特定のネトゲで遊ぶこと。
皆にイベント告知してますが、来てくれる人はごく僅かです。また、告知に時間がかかる割に合ってません。私がしたいのは告知じゃなくて、一緒に遊びに行って楽しむことです。
親しいリア友、同級生、会社の同僚、ネットとリアル両方で繋がりのある人、家族、親戚、ネット上で趣味の合う友達 …… リアルで親しい人に限ってネット上で繋がることができない状況にあったりしますけど、数人でもいたら良いですよね。
今までの経験によると「イベント告知」して来てくれるのは、リアルで開催される交流会ですね。
さて……
通話しながら一緒に特定のネトゲで遊ぶには、どうしたら効率的に人と繋がって楽しめるのだろうと考えています。イベント化は後回しにして、一人ひとりと個別に向き合うスタイルにしたら良いのかなと思ったりしてます。
.hack や、ファンタシースターオンライン2のアニメでは学校の同級生で誘い合って楽しんでますね。現実で元々繋がりのあった人が一緒にネトゲを遊ぶ話なんですが、とても面白いです。また、必ずしもプレイ開始から終わりまで通話してる必要はないのかな、プレイ準備の間だけ通話するのも選択肢の一つだなと思ったりもします。
どんなプレイスタイルにしたら各々が楽しめるか、良かったらこれから一緒に考えていきましょう! よろしくお願いします。
皆にイベント告知してますが、来てくれる人はごく僅かです。また、告知に時間がかかる割に合ってません。私がしたいのは告知じゃなくて、一緒に遊びに行って楽しむことです。
親しいリア友、同級生、会社の同僚、ネットとリアル両方で繋がりのある人、家族、親戚、ネット上で趣味の合う友達 …… リアルで親しい人に限ってネット上で繋がることができない状況にあったりしますけど、数人でもいたら良いですよね。
今までの経験によると「イベント告知」して来てくれるのは、リアルで開催される交流会ですね。
さて……
通話しながら一緒に特定のネトゲで遊ぶには、どうしたら効率的に人と繋がって楽しめるのだろうと考えています。イベント化は後回しにして、一人ひとりと個別に向き合うスタイルにしたら良いのかなと思ったりしてます。
.hack や、ファンタシースターオンライン2のアニメでは学校の同級生で誘い合って楽しんでますね。現実で元々繋がりのあった人が一緒にネトゲを遊ぶ話なんですが、とても面白いです。また、必ずしもプレイ開始から終わりまで通話してる必要はないのかな、プレイ準備の間だけ通話するのも選択肢の一つだなと思ったりもします。
どんなプレイスタイルにしたら各々が楽しめるか、良かったらこれから一緒に考えていきましょう! よろしくお願いします。
おすすめ作品情報
こんにちは。最近、プレイステーションVRの情報を追いかけてます。発売を楽しみに待っています。
http://www.jp.playstation.com/psvr/
そして待ちきれず、ドットハック( .hack)アニメ観はじめました。映画「ドットハック セカイの向こうに」DVD借りて観ましたが面白かったです。ネトゲ、立体映像、音響、ヘッドマウントディスプレイに興味ある人はみておいて損はないと思う。
http://www.hack.channel.or.jp/themovie/
その他、ファンタシースターオンライン2のアニメも良かったですよ。
http://phantasystar.sega.jp/psportal/pso15anniversary/animation/
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その他、ファンタシースターオンライン2のアニメも良かったですよ。
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2016年4月5日火曜日
SCWOG × SAO 第六話「第三のチェックポイント」
「ふふ~ん。絶好調じゃない!? もう二つもスタンプをもらえたし」
三つ目のチェックポイントがある世界樹をぐるりと取り巻いている環状山脈に向かって三人は飛翔している。初めは飛ぶことに抵抗のあったミカだったが、クエストをこなしていくうちに、飛翔することにも抵抗がなくなったようだ。
ただ元気なのはミカだけで、ユカは少し飛ぶスピードが遅れ始めており、ユウはと言えば何かを思案するような表情をしていた。
「ユカ! 次の目的地は環状山脈のどこになるの?」
だか、ミカはユカの変化に気付いていない様子で、やる気に満ちた表情で聞いてくる。ミカはまだまだ体力があり余っているようだ。
「ミカ姉。ちょっと休憩をいれない? 初めのころに比べると、他のパーティーもあんまり見かけなくなったしさ」
体勢を整えなおした方がいいと思っているユウは提案をする。
「な~に言ってるのよ。確かに他パーティーはあんまり見かけなくなったけど、私たちの狙いは一番なんだからね!」
(そうよ、こんなところで立ち止まってなんかいられない! 私は自分が最強だとスノークリスティに認めてもらうんだから!!)
ミカはユカを見ると、手を差し出す。
「ユカ! よかったらチェックシートを私に戻してくれる? 今なら方向音痴も克服できる気がするのよね。こうやって簡単に飛べるようにもなったし」
そう言って、ミカは旋回して見せる。確かに未だ補助ステッキを必要としているユカに比べれば、ミカの方が余裕があるのは明白だ。
「ねっ」
「じ、じゃあ……」
ユカはどうしたらいいのかと迷いながらも、ミカに従おうとする。
「ダメだ!」
だが、二人の間にユウが入ってそのやり取りを止める。
「な、何よ。そんな大声出して……。別に誰が持ってもいいものでしょ?」
「ミカ姉がこれを持ったら、さっきのオークキングの時のように、ボクたちに何も言わず一人で勝手に行ってしまうだろ」
「別にいいじゃない。勝ったんだし」
「本当にいいと思ってるの? ボクたちパーティーを組んでるのに、単独行動しているミカ姉が正しいと思ってる? もし本気でそう思ってるなら、何でメンバーを集めようと思ったの? このクエストが、複数人数じゃないと参加資格がなかったから?」
ユウは一気にミカに対して質問攻めをする。
「な、何よ……。そんな一気に言わなくても……私はただ……」
ミカはどう答えたらいいのかがわからず口ごもってしまう。
「あ、あの! 二人とも地図は私が責任をもって最後まで持ちますから! だから落ち着いてください!」
「でもっ……」
「……ユウ。私はミカを信じていますから」
「ユカ……」
助け舟を出してくれたユカにほっとしながらも、もやもやしたものが心の中に残っている気がするミカだった。
(何で、こんなに胸が苦しいんだろう? 私何も間違ったことなんて言っていないはずなのに……)
まだ納得していないミカは、ユウの横顔をチラッと見る。
「それで第三チェックポイントなんですが、どうやら環状山脈の『東の虹の谷』『西の蝶の谷』『南の竜の谷』の三か所からエーデルワイスを摘んでくると、それがスタンプになるみたいですね」
「エーデルワイス? 歌とかで出てくる花だよね」
ユウはあまり花には詳しくないのか首をかしげる。
「私もあんまり花は得意じゃないかも……」
「大丈夫ですよ。植物なら私が得意ですから。今回は私が活躍できそうですね」
そう言ってユカはユウに向かってウインクをした。
「っ!?」
ユウはユカに気を遣われていることに気付き、何となく気恥ずかしくなった。
「じゃあ行きましょう。ここから近いのは東の虹の谷のようですよ」
疲れが見えていたはずのユカは、元気いっぱいにそう言う。
「うん! 行こう!!」
ミカは自分の心の中にあるもやもやしたものを吹き飛ばすかのように、大きな声を出して気合を入れた。そうしないと、すぐに何か黒いものに自分が捕まってしまいそうだったから。それは見ないようにするのが一番いいと、ミカは考えることをやめた。
「ね、ユウ」
「ユカが……大丈夫なら」
「もちろん大丈夫です」
そう言ってほほ笑むユカの表情を見て、ユウはため息をついて「わかった」と答えた。そして三人は東の虹の谷に向かったのだった。
「あ、あれがエーデルワイスですよ。あの白い花」
崖の先に咲いているエーデルワイスを指さして、ユカが叫ぶ。東の虹の谷は歩きづらい場所ではあったが、エーデルワイスが咲いていた場所は崖になっており、とても見晴らしがよかった。
……つまり、採取するのを一歩間違えれば落下してしまうということ。といっても、ALOの世界では飛翔することができるので、特に危険はないともいえる。
「よーし! じゃあ私が採ってくるね!」
ミカはそう宣言すると、一人で崖の端にまで平然とした態度で取りに行く。いくら背中に羽があるといっても、現実世界では羽のない人間。多少の恐怖を感じてもよさそうだが、そういう繊細なものは全く持ち合わせていないようだった。
「気を付けてくださいね~」
「……」
ユウはミカの後姿を見てから、背を向けて森の方に意識を集中させる。みんなが崖に集中している間に後ろからモンスターが現れたらシャレにならないと思ったからだ。
(どんな時でも注意を払ってないと、何が起こるかなんてわかんないし)
「やったー!! 採れたよ! エーデルワイスGet!! って、きゃっ!?」
エーデルワイスを取ったと同時に、ミカがしゃがんでいた崖の端が崩れ、崖ごとミカは落ちてしまいそうになる。
「ミカっ!!」
そして、ミカをずっと見ていたユカが驚いて助けに行こうとすると、ユカが立ち上がった場所も同じように地面が崩れた――。
「お、おいっ!?」
後ろの異変に気付いたユウが振り返ると、二人が崖から落ちそうになっていた。ユウは瞬時にミカは自分で飛べるが、ユカは補助ステッキがないと飛べないことを思い出し、ユカを助ける決断をした。
「ユカっ!!」
ユウは羽を動かして、崖から落ちたユカを追いかける。
「っ!!!!!!」
ユカは恐怖のあまりに声も出せずに真っ青になって、地面に向かって落ちている。
「ユカっ! 目を開けて! ボクの手につかまって!!」
落下しているユカはユウの叫び声に気付いて目を開ける。すると、上から羽を広げたユウが自分のもとへと来ていることに気付いた。
「ユウっ」
ユカは飛んでいるユウを見て自分も飛べばいいんだと気づいたが、この落下スピードの中で補助ステッキを出す余裕がない。
「手をっ! ボクが引き上げるからっ!!」
「!!」
そう言われてユカは上に手を伸ばす。助かりたいと願いながら必死で。
「もうちょっと……っ!!」
ユウとユカの手の距離が、一メートル、五十センチ、十センチ……そして、
ガシッ
空中で手を握り合う二人。ユウに予想していた以上の負荷がかかったが、何とか耐えきりユカの救出に成功した。
「……ありがとうユウ。死ぬかと思いました……」
「助けられてよかった」
空中に浮かびながらユウはほっと一息つく。
「あっ! ミカはっ!?」
二人が上空を見上げると、エーデルワイスを手に持ったミカが飛翔しながら気まずい表情をしていた。
「ミカ姉……」
ユウがミカに何かを言おうとすると、ユカがそれを制した。
「私は無事だったんですし、責めないでください」
「……でも!」
「大丈夫です。ミカは自分で気づくことができますから」
「……」
ユカはミカに対して強い信頼を抱いているのか、強い瞳でミカを見上げてにっこりとほほ笑んだのだった。
その後も、残りの二か所のエーデルワイスを無事に採取し、三人は三つ目のスタンプを押し、次のステージへと向かった。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
挿絵:柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第七話「第四チェックポイント」の連載予定は四月十二日頃になります。お楽しみに!
三つ目のチェックポイントがある世界樹をぐるりと取り巻いている環状山脈に向かって三人は飛翔している。初めは飛ぶことに抵抗のあったミカだったが、クエストをこなしていくうちに、飛翔することにも抵抗がなくなったようだ。
ただ元気なのはミカだけで、ユカは少し飛ぶスピードが遅れ始めており、ユウはと言えば何かを思案するような表情をしていた。
「ユカ! 次の目的地は環状山脈のどこになるの?」
だか、ミカはユカの変化に気付いていない様子で、やる気に満ちた表情で聞いてくる。ミカはまだまだ体力があり余っているようだ。
「ミカ姉。ちょっと休憩をいれない? 初めのころに比べると、他のパーティーもあんまり見かけなくなったしさ」
体勢を整えなおした方がいいと思っているユウは提案をする。
「な~に言ってるのよ。確かに他パーティーはあんまり見かけなくなったけど、私たちの狙いは一番なんだからね!」
(そうよ、こんなところで立ち止まってなんかいられない! 私は自分が最強だとスノークリスティに認めてもらうんだから!!)
ミカはユカを見ると、手を差し出す。
「ユカ! よかったらチェックシートを私に戻してくれる? 今なら方向音痴も克服できる気がするのよね。こうやって簡単に飛べるようにもなったし」
そう言って、ミカは旋回して見せる。確かに未だ補助ステッキを必要としているユカに比べれば、ミカの方が余裕があるのは明白だ。
「ねっ」
「じ、じゃあ……」
ユカはどうしたらいいのかと迷いながらも、ミカに従おうとする。
「ダメだ!」
だが、二人の間にユウが入ってそのやり取りを止める。
「な、何よ。そんな大声出して……。別に誰が持ってもいいものでしょ?」
「ミカ姉がこれを持ったら、さっきのオークキングの時のように、ボクたちに何も言わず一人で勝手に行ってしまうだろ」
「別にいいじゃない。勝ったんだし」
「本当にいいと思ってるの? ボクたちパーティーを組んでるのに、単独行動しているミカ姉が正しいと思ってる? もし本気でそう思ってるなら、何でメンバーを集めようと思ったの? このクエストが、複数人数じゃないと参加資格がなかったから?」
ユウは一気にミカに対して質問攻めをする。
「な、何よ……。そんな一気に言わなくても……私はただ……」
ミカはどう答えたらいいのかがわからず口ごもってしまう。
「あ、あの! 二人とも地図は私が責任をもって最後まで持ちますから! だから落ち着いてください!」
「でもっ……」
「……ユウ。私はミカを信じていますから」
「ユカ……」
助け舟を出してくれたユカにほっとしながらも、もやもやしたものが心の中に残っている気がするミカだった。
(何で、こんなに胸が苦しいんだろう? 私何も間違ったことなんて言っていないはずなのに……)
まだ納得していないミカは、ユウの横顔をチラッと見る。
「それで第三チェックポイントなんですが、どうやら環状山脈の『東の虹の谷』『西の蝶の谷』『南の竜の谷』の三か所からエーデルワイスを摘んでくると、それがスタンプになるみたいですね」
「エーデルワイス? 歌とかで出てくる花だよね」
ユウはあまり花には詳しくないのか首をかしげる。
「私もあんまり花は得意じゃないかも……」
「大丈夫ですよ。植物なら私が得意ですから。今回は私が活躍できそうですね」
そう言ってユカはユウに向かってウインクをした。
「っ!?」
ユウはユカに気を遣われていることに気付き、何となく気恥ずかしくなった。
「じゃあ行きましょう。ここから近いのは東の虹の谷のようですよ」
疲れが見えていたはずのユカは、元気いっぱいにそう言う。
「うん! 行こう!!」
ミカは自分の心の中にあるもやもやしたものを吹き飛ばすかのように、大きな声を出して気合を入れた。そうしないと、すぐに何か黒いものに自分が捕まってしまいそうだったから。それは見ないようにするのが一番いいと、ミカは考えることをやめた。
「ね、ユウ」
「ユカが……大丈夫なら」
「もちろん大丈夫です」
そう言ってほほ笑むユカの表情を見て、ユウはため息をついて「わかった」と答えた。そして三人は東の虹の谷に向かったのだった。
「あ、あれがエーデルワイスですよ。あの白い花」
崖の先に咲いているエーデルワイスを指さして、ユカが叫ぶ。東の虹の谷は歩きづらい場所ではあったが、エーデルワイスが咲いていた場所は崖になっており、とても見晴らしがよかった。
……つまり、採取するのを一歩間違えれば落下してしまうということ。といっても、ALOの世界では飛翔することができるので、特に危険はないともいえる。
「よーし! じゃあ私が採ってくるね!」
ミカはそう宣言すると、一人で崖の端にまで平然とした態度で取りに行く。いくら背中に羽があるといっても、現実世界では羽のない人間。多少の恐怖を感じてもよさそうだが、そういう繊細なものは全く持ち合わせていないようだった。
「気を付けてくださいね~」
「……」
ユウはミカの後姿を見てから、背を向けて森の方に意識を集中させる。みんなが崖に集中している間に後ろからモンスターが現れたらシャレにならないと思ったからだ。
(どんな時でも注意を払ってないと、何が起こるかなんてわかんないし)
「やったー!! 採れたよ! エーデルワイスGet!! って、きゃっ!?」
エーデルワイスを取ったと同時に、ミカがしゃがんでいた崖の端が崩れ、崖ごとミカは落ちてしまいそうになる。
「ミカっ!!」
そして、ミカをずっと見ていたユカが驚いて助けに行こうとすると、ユカが立ち上がった場所も同じように地面が崩れた――。
「お、おいっ!?」
後ろの異変に気付いたユウが振り返ると、二人が崖から落ちそうになっていた。ユウは瞬時にミカは自分で飛べるが、ユカは補助ステッキがないと飛べないことを思い出し、ユカを助ける決断をした。
「ユカっ!!」
ユウは羽を動かして、崖から落ちたユカを追いかける。
「っ!!!!!!」
ユカは恐怖のあまりに声も出せずに真っ青になって、地面に向かって落ちている。
「ユカっ! 目を開けて! ボクの手につかまって!!」
落下しているユカはユウの叫び声に気付いて目を開ける。すると、上から羽を広げたユウが自分のもとへと来ていることに気付いた。
「ユウっ」
ユカは飛んでいるユウを見て自分も飛べばいいんだと気づいたが、この落下スピードの中で補助ステッキを出す余裕がない。
「手をっ! ボクが引き上げるからっ!!」
「!!」
そう言われてユカは上に手を伸ばす。助かりたいと願いながら必死で。
「もうちょっと……っ!!」
ユウとユカの手の距離が、一メートル、五十センチ、十センチ……そして、
ガシッ
空中で手を握り合う二人。ユウに予想していた以上の負荷がかかったが、何とか耐えきりユカの救出に成功した。
「……ありがとうユウ。死ぬかと思いました……」
「助けられてよかった」
空中に浮かびながらユウはほっと一息つく。
「あっ! ミカはっ!?」
二人が上空を見上げると、エーデルワイスを手に持ったミカが飛翔しながら気まずい表情をしていた。
「ミカ姉……」
ユウがミカに何かを言おうとすると、ユカがそれを制した。
「私は無事だったんですし、責めないでください」
「……でも!」
「大丈夫です。ミカは自分で気づくことができますから」
「……」
ユカはミカに対して強い信頼を抱いているのか、強い瞳でミカを見上げてにっこりとほほ笑んだのだった。
その後も、残りの二か所のエーデルワイスを無事に採取し、三人は三つ目のスタンプを押し、次のステージへと向かった。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
挿絵:柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第七話「第四チェックポイント」の連載予定は四月十二日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ,
連載小説
2016年3月30日水曜日
SCWOG × SAO 第五話「第二のチェックポイント」
ミカたちはシルフ領へ急ぎ、今度はルグルー回廊に向かっていた。ルグルー回廊はシルフ領の中にある古森の中にあると言われている。だが、シルフのものがいない三人は、誰もその場所がどんなところなのかを知らなかった。
「地図ではこの森の中にあるとしか書かれていませんね」
上空から、下に広がる古森を見下ろしながらユカは残念そうにつぶやく。
「よし、じゃあ、降りよう。すぐ降りよう。もう空は十分だよ~」
空の上だと元気の出ないミカは、ユカにしがみつきながら必死にそう言う。
「……こんなに鬱蒼とした古森だと、場所を把握していなきゃ空からじゃわからないし、降りたほうが早いかもね」
「おぉ! ユウ! いいこと言うじゃん! 人間に二足の足があるのは、地面を走るためにあるって偉い人も言ってたんもんね!」
「……誰の言葉だよ」
「もちろん私の言葉! じゃあ、いっくよ~!!」
急に元気になったミカは、ユカから離れて地上へとグランディングし始めた。
「現金な奴だな」
「ふふふ。でも私は楽しいですよ。ユウはこのパーティー、楽しくはないですか?」
落ち着いた声でそう言われ、ユウは急に恥ずかしさがこみあげてくる。
「……し、知らないよ。そんなの! 行くよ!」
ユウはそう言うと慌ててミカの後を追ってグランディングを始めた。
「ふふ。ミカもユウも良い人でよかった。このイベントが終わったら、二人に彼女を紹介したいな」
ユカは一人でそう言うと、二人の後を追ってグランディングを始めたのだった。
シルフ領の古森の中に入ると、サラマンダー領の古森よりも若干気温が低い。というのも、風が強いために体感温度としてそう感じるのかもしれない。
「よっしゃー! やっぱり地上だと元気百倍だよね!! さっさとルグルー回廊を見つけてスタンプを押すよ~!!」
二人が地上に降りるのを確認すると、ミカは急に走り出してしまった。
「お、おい! 勝手に暴走するなって!」
「待ってください~! ミカ~!」
走り出したミカを追いかけて、ユウとユカも慌てて追いかけた。サラマンダー領の時のように三人で走っていると、目の前に石の塊が姿を現した。
「なんだこれ?」
「わかんない。でも、これがあると向こう側に行くには時間がかかりそうだよね」
「まぁ、そうだね」
「よし、壊そう」
「はい!?」
あまりに短絡的な回答にユウは頭痛がした。だが、ミカは本気なようで呪文を唱えようとしている。
「おいおい、ちょっと待てって……」
「お二人とも~! ちょっとこっちに来てください!」
岩を調べていたユカが少し離れたところから声をかけてくる。ミカとユウは顔を見合わせてから、ユカの近くに行くことにした。
ユカの目の前には、岩に切り込みが入っている部分があった。切り込み部分からは風が吹いてきている。どうやらこの向こうに通路があるらしい。だが通常は、出入り口があったということを、ユウは知り合いのプレイヤーから聞いていた。
「これって……」
ユウは不自然だと思い口にするが、先にユカが思いがけない言葉を発する。
「おそらく引き戸になっていますね」
「引き戸? え? これドアなの?」
ミカはそう言うなり、隙間に指を入れて右側に力を入れる。ユウが「何か変だ」と伝える前に……。
ゴゴゴゴゴゴゴッ
目の前の岩はあっけなく右側に吸い込まれ、今までなかった入り口が出現した。と、同時に目の前には一体のオークが戦闘体勢で立っていた。
「……!?」
「……っ!?」
突然のモンスターの登場に、ユカとユウは固まってしまう。第一のチェックポイントの時には、スタンプの所にしかモンスターが存在していなかったので、油断していたというのもある。
だがどんな時でも緊張をしない人物が一人。
「モンスター覚悟~!!!」
ミカは二人の様子を気にもせずに、たった一人でオークに立ち向かっていく。
「わっばかっ!!」
ユウは感情では止めなければと思っても、身体がいうことを聞いてくれない。隣にいるユカも同じようだった。
「ォラァァァァァッ!!」
ミカは剣を構えてオークを切りつける。
「グアッ! グルルルルッ」
だが一撃ではオークのHPを少ししか削ることができない。
(あいつ一人じゃダメだ……動けボクっ)
ユウは一生懸命に自分で自分に声をかける。だが、ユウのトラウマが脳裏に浮かび上がってしまい、余計に動くことができなくなってしまった。
(何で今になって、あの時のことが頭をよぎるんだよ……)
ユウの姉は、あの忌々しいSAO事件に巻き込まれて死んでしまった。閉じ込められた人たちの多くは、二年後に目を覚ましたが、ユウの姉は一年もたたずにこの世を去った。その時は、もう二度とこんなゲームなんてしないと思っていたが、姉との楽しい思い出もあるゲームを棄てることはできなかった。
「ミカっ! 今、回復魔法をかけます!!」
「っ!!」
ユウよりも先に動けるようになっていたユカが、いまだ戦っているミカに向かって回復魔法をかける。
「サンキュー! ユカ。これで元気一千倍よ! 行くわよ~!!!」
いつの間にかオークのHPはレッドゾーンに来ていた。ユウが過去を思い出している間に、ミカが剣で攻撃をし続けていたおかげだろう。
「これで終わりだ! くらえぇぇぇぇっ!!」
ミカが大降りに剣を振りかざすと、オークの左肩から右腹へと攻撃が当たり、HPがゼロになる。
「ぐっぎゃぁぁぁぁっ!!!!!!」
絶叫の悲鳴を上げると、オークは目の前から消え去った。
「やったね!」
ミカがガッツボーズをとっていると、ユウがミカの傍に近づいていく。
「ごめん。ボク……戦えなくて」
「……」
ミカは全く気にしていなかったが、しょげているユウを見てニッコリと微笑む。
「じゃあさ、ミカ姉って呼んでよ。そしたら今回のことは許してあげる」
「え……」
予想外の言葉にユウは言葉を失う。
「でも今、ボクが一緒に戦っていたら、あんたが怪我なんかせずに済んだのに……そんなことでいいの?」
「そんなことじゃないよ。私にとっては重要なことだもん」
そう言われてしまっては、ユウは返す言葉を見つけられない。
「じゃ、じゃあ……ミカ姉」
「っ!!!」
ミカは心が最高潮に震えるのを感じて、その衝動のままユウをギュッと抱きしめた。
「ちょ、ちょっと!?」
「やっぱり可愛い!!」
ミカはそう言ってユウを抱きしめて喜んでいるが、ユウはそれどころではなかった。これがVRMMOではないにしろ、自分が女性に抱きしめられているというのを視覚としてパソコンで見るのは、多感なお年頃のユウにとっては妄想が止まらなくなってしまう。
(これがVRMMOじゃなくてよかった……)
そんな事を思いながら気持ちを反らし、平常心を保つユウだった。
その後、三人はルグルー回廊の中をユカの先導で無事に最奥にたどり着くことができた。そして第一チェックポイントと同じく、スタンプの前にはオークキングがスタンプを守っていた。
「これは……ゴブリンみたいな感じではなく、本気のボス戦という感じですね」
「……あぁ、けど、入り口のオークの時みたいに、もう怯んだりしないって!? おい、ミカ姉!?」
ユウとユカが話している間にも、ミカは一人オークキングに向かって走り出していた。
「こいつは、オークキングなんだぞ!?」
「そんなのわかってるわ。だから先手必勝よ! おぉおぉぉっ!!!」
ミカはユウの言葉を気にせずに、一人突っ込んで行き、いきなり切りつけている。
「くっ! 強い敵ほど、作戦を練ったほうが良いのに。ユカ、補助と回復魔法を頼む。ボクはミカ姉の後を追うよ」
「うん。ミカのことよろしくね」
ユウが少し逞しくなったなと思いながら、ユカは呪文を唱え始める。力任せのミカには防御力アップの魔法を。俊敏力が高いユウには攻撃力アップの魔法を。
ミカの暴走があったものの、三人は何とかオークキングを倒すことができた。ミカは相変わらずテンションが高いままだったが、このパーティーはこのままで大丈夫なのだろうかと一抹の不安を覚えるユウだった。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
挿絵:柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第六話「第三チェックポイント」の連載予定は四月五日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ,
連載小説
2016年3月23日水曜日
SCWOG × SAO 第四話「第一のチェックポイント」
「ユカ、第一のチェックポイントは古森の奥であってるんだよね?」
三人はミカを先頭に森の中を駆け抜けている。スノークリスティ―からもらったチェックシートは、すでにミカからユカに渡されていた。ミカは地図を見るのが苦手というのもあるが、落ち着きのないミカには不向きだとユウにも言われたからだ。
「はい、間違いありません!」
走りながら地図を見るという、初心者にとっては高度な技を強いられているユカは、ミカのために頑張ってこなしている。
「この辺りはサラマンダー領だから、私についてくれば間違いないよ!」
「頼もしいです!」
「……いや、多分第一チェックポイントってチュートリアル的なものだろ? もうちょっとゆっくり行ってもいいんじゃないか? ほらさっきだって、『ここでは飛ぶ練習をしてみましょう』とか言ってる、あきらかに不自然な位置にNPCがいたし」
二人に並んで同じように走っているユウが、後ろを振り向きながらそう言う。
「そんなのいた?」
「さすがですね。私、全く気付きませんでした」
「私も!」
「……」
ユウは走りながらため息をつく。前しか見ていないミカに、ミカについて行くだけで必死なユカ。この二人には全くと言っていいほどゆとりがなさそうだ。
「でもさ、今さらそんなのおさらいしたって意味ないじゃん。ユウもユカも飛べるんでしょ?」
「……補助ステッキがあればなんとか飛べます」
「ボクも飛べるけど……って、じゃあなんで走ってるんだよ。時間制限はあるものの、急いでるなら飛んだ方が早くない?」
ユウが当然の質問をする。上空を見上げれば飛んでいる他プレイヤーたちがいる。ALOの世界では、俊敏のスキルを上げるよりは飛行のスキルを上げたほうが、早く移動することができる。もちろん、俊敏力も900以上あれば、そこらの飛行スキルを持っている人よりは早いが、初心者プレイヤーのパーティーでは、飛んだ方が早いのは火を見るよりも明らかだ。
「……実は私飛ぶのが苦手で」
と、ありえないことを言うミカ。
「おい! だったらあんたこそさっきのチュートリアル……うぐっ」
ユウが言い終える前に、ミカがユウの首に腕を絡ませる。
「あんたじゃなくて……ミカ姉でしょ!」
「そんな名前で呼べるかよ!!」
「そんな可愛い顔してるんだから、それを利用しないなんてもったいないわよ」
「うるせー! 男に向かって可愛いなんて言うなっ」
ミカとユウは足を止めて取っ組み合いのケンカを始めてしまう。その間にも、他プレイヤーたちは上空から追い越していく。
「ミカ、ユウ。落ち着いてください。ケンカをしていては、ここまで走ってきた意味がなくなってしまいますよ」
「う……」
「……」
ユカの言葉で我に返ったミカは、深呼吸をする。ユウはフンッとミカに背を向けてしまうが、それでもケンカは一応収まった。
「そうだったね。私たちは絶対に一位になるんだから、こんな所でもめてる場合じゃないよね。サンキュー、ユカ」
そう言って、ユカの肩をポンとたたく。
「い、いえ……」
ユカは嬉しそうにはにかんで森の先を見つめる。
「でも、皆さん飛んでいますけど、本当にチェックポイントは上空からわかるものなのでしょうか?」
「え?」
「……?」
ユカの言葉に、後ろを向いていたユウもユカを見る。
「第一のチェックポイントは、チュートリアル的な役割だとユウさんがおっしゃっていたじゃないですか」
「う、うん。現にさっき、飛ぶ練習をしようとか言ってるNPCがいたし、もっと入り口付近には魔法の使い方を練習しようって言ってたNPCもいたしな」
「そうなの?」
全く気付いてなかったミカは、ユウの言葉にまた驚いてしまう。
(私は全速力で走っていたのに、ユウはあのスピードの中でも周りを見る余裕があったってこと……? もしかしてユウって、実はスキルの熟練度が高いんじゃ……?)
まだこのパーティーで戦闘をしていないため、お互いの能力の高さがわかっていないというのもある。ミカは何となく心にモヤモヤしたものを感じた。
「地上を走っている私たちでも見落としてしまうようなイベントがあったわけですよね? それなのに上空を飛んでいる人たちに発見できるでしょうか?」
「あ……」
ユウは何かに気づいたのか声を上げる。
「え? どういうこと?」
ミカはまだ理解できていない様子で首をかしげる。
「第一のチェックポイントは、本当に初心者に向けたクエストだということです。初心者は飛行が上手ではありませんから、森の中を突っ切るしかないですよね。だからきっと、チェックポイントも古森を地上から行かないと見つけづらいところにあると思ったんです」
「すっごーい!!」
「きゃあっ!?」
ミカは勢いよくユカに抱き付く。
「ユカってすっごく頭がいいんだね! ってことはさ、空を飛んでる他プレイヤーよりも先に第一関門を突破できる可能性が高いってことだよね」
「そ、そうです」
ミカにギュウギュウと抱きしめられているユカを見て、ユウは少しだけ羨ましく思ったが、何でそんな風に思ったのかが理解できず首を振った。
「どうした? ユウ」
「な、なんでもないよ。それより、急ぐんだろ。早く行こう」
「おぉっ! 何かわかんないけど、ユウもやる気になったんだね。よーしじゃあ出発だーー!!」
こうして三人はまた、猛ダッシュで森の中を駆け抜けていった。
森の中に設置された、チュートリアル的なイベントをすべて無視し(と言っても、存在に気付いているのはユウのみだが)、三人はついに第一チェックポイントにたどり着いた。
そこはサラマンダー領と世界樹の領の中間地点。鬱蒼とした森の中で薄暗く光っている樹の幹があり、そこにハンコが置いてあるようだった。だが、今はそのハンコを確認することができない。なぜなら三人の前には、一体のトカゲが立ちふさがっていたからだ。オオトカゲはボス級の強さだが、ただのトカゲはそれほど強いモンスターではない。ただ、見た目があまり可愛くないため女性からすると、その容姿だけで多少は、やる気がうせてしまう。
「でたなー! モンスターめ。あいつを倒せば、第一チェックポイントは完了ってことだよね」
「きっとそうです。おそらくはここでモンスターとの戦い方を学ぶチュートリアルになっていると思うので、このチュートリアルを終わらせれば完了と考えられます!」
だがトカゲの容姿は、ミカとユカには何の効果も与えなかったようだ。
「りょーかい! ユウ! 私と一緒に前線で戦える?」
「誰にものを言ってるんだよ。当然だろう!」
「そうこなくっちゃ! ユカは後ろで補助魔法と何かあったときの為に回復魔法をすぐにかけられるようにしておいてね」
「わかりました!」
ミカ、ユウが横並びでトカゲと睨みあい、二人の後ろでユカが手を広げた。
「じゃあ行くよ~! GO!!!!」
ミカの掛け声とともに、二人はトカゲに立ち向かう。
「え~い! 補助魔法です!」
ユカがそう言うと、駆け出したミカとユウの身体がボワッと暖かくなる。
「一時的に防御力を上げました。防御を気にせず頑張ってください!!」
「ありがとう! ユカ!」
俊敏力の高いユウが先にトカゲに切りかかる。
「ぐぉっ!?」
ユウの剣がトカゲの足に致命的な傷を負わせ、トカゲのHPが一気に三分の一減った。そして、トカゲがふらついたところを、飛翔の苦手なミカが飛び、呪文を唱える。
「これでもくらえ~~!!!!!」
サラマンダーお得意の火炎魔法が、身動きの取れないトカゲを飲み込んだ。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
雄たけびとともに青い光が閃光し、トカゲは消滅した。
「やったぁ!」
ミカは空中でガッツポーズを取り、ユカはミカを見挙げてニッコリと微笑んだ。ただユウだけはため息を隠せなかった。チュートリアル的な意味合いの強い第一のチェックポイントは何とかなったものの、本当にこのままで大丈夫なのかという不安があったのだ。
彼はある程度の力を持っているものの、後ろ向きな考えに囚われてしまいがちなので本当はこういった冒険には向いていない。
バシッ
「いって」
いつの間にか地上に降りていたミカが、ユウの背中を叩いた。
「何すんだよ!」
「勝ったんだから、こんな時ぐらい笑顔になりなさいよね。そうじゃないと、こうだよ~」
そう言って、ミカはユウの髪の毛をぐしゃぐしゃとしながら撫でる。
「やめろよ~。髪が乱れるだろ~!!」
「あはは。暗い顔してるからだよ。ほら、次のチェックポイントに行くよ!」
そう言われてユカを見ると、木の幹の近くに置かれていたハンコを押したチェックシートをユウにも見せてくれる。
「あと四つ! 絶対に一番になるんだからね!」
「……わかったよ」
ユウはしぶしぶ頷いたが、少しだけこのパーティーでいるのが楽しくなっている自分に気付いていた。ただ、今はまだ、それを認めたくないという気持ちの方が強いので、言葉にすることはないが……。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第五話「第二チェックポイント」の連載予定は三月二十九日頃になります。お楽しみに!
三人はミカを先頭に森の中を駆け抜けている。スノークリスティ―からもらったチェックシートは、すでにミカからユカに渡されていた。ミカは地図を見るのが苦手というのもあるが、落ち着きのないミカには不向きだとユウにも言われたからだ。
「はい、間違いありません!」
走りながら地図を見るという、初心者にとっては高度な技を強いられているユカは、ミカのために頑張ってこなしている。
「この辺りはサラマンダー領だから、私についてくれば間違いないよ!」
「頼もしいです!」
「……いや、多分第一チェックポイントってチュートリアル的なものだろ? もうちょっとゆっくり行ってもいいんじゃないか? ほらさっきだって、『ここでは飛ぶ練習をしてみましょう』とか言ってる、あきらかに不自然な位置にNPCがいたし」
二人に並んで同じように走っているユウが、後ろを振り向きながらそう言う。
「そんなのいた?」
「さすがですね。私、全く気付きませんでした」
「私も!」
「……」
ユウは走りながらため息をつく。前しか見ていないミカに、ミカについて行くだけで必死なユカ。この二人には全くと言っていいほどゆとりがなさそうだ。
「でもさ、今さらそんなのおさらいしたって意味ないじゃん。ユウもユカも飛べるんでしょ?」
「……補助ステッキがあればなんとか飛べます」
「ボクも飛べるけど……って、じゃあなんで走ってるんだよ。時間制限はあるものの、急いでるなら飛んだ方が早くない?」
ユウが当然の質問をする。上空を見上げれば飛んでいる他プレイヤーたちがいる。ALOの世界では、俊敏のスキルを上げるよりは飛行のスキルを上げたほうが、早く移動することができる。もちろん、俊敏力も900以上あれば、そこらの飛行スキルを持っている人よりは早いが、初心者プレイヤーのパーティーでは、飛んだ方が早いのは火を見るよりも明らかだ。
「……実は私飛ぶのが苦手で」
と、ありえないことを言うミカ。
「おい! だったらあんたこそさっきのチュートリアル……うぐっ」
ユウが言い終える前に、ミカがユウの首に腕を絡ませる。
「あんたじゃなくて……ミカ姉でしょ!」
「そんな名前で呼べるかよ!!」
「そんな可愛い顔してるんだから、それを利用しないなんてもったいないわよ」
「うるせー! 男に向かって可愛いなんて言うなっ」
ミカとユウは足を止めて取っ組み合いのケンカを始めてしまう。その間にも、他プレイヤーたちは上空から追い越していく。
「ミカ、ユウ。落ち着いてください。ケンカをしていては、ここまで走ってきた意味がなくなってしまいますよ」
「う……」
「……」
ユカの言葉で我に返ったミカは、深呼吸をする。ユウはフンッとミカに背を向けてしまうが、それでもケンカは一応収まった。
「そうだったね。私たちは絶対に一位になるんだから、こんな所でもめてる場合じゃないよね。サンキュー、ユカ」
そう言って、ユカの肩をポンとたたく。
「い、いえ……」
ユカは嬉しそうにはにかんで森の先を見つめる。
「でも、皆さん飛んでいますけど、本当にチェックポイントは上空からわかるものなのでしょうか?」
「え?」
「……?」
ユカの言葉に、後ろを向いていたユウもユカを見る。
「第一のチェックポイントは、チュートリアル的な役割だとユウさんがおっしゃっていたじゃないですか」
「う、うん。現にさっき、飛ぶ練習をしようとか言ってるNPCがいたし、もっと入り口付近には魔法の使い方を練習しようって言ってたNPCもいたしな」
「そうなの?」
全く気付いてなかったミカは、ユウの言葉にまた驚いてしまう。
(私は全速力で走っていたのに、ユウはあのスピードの中でも周りを見る余裕があったってこと……? もしかしてユウって、実はスキルの熟練度が高いんじゃ……?)
まだこのパーティーで戦闘をしていないため、お互いの能力の高さがわかっていないというのもある。ミカは何となく心にモヤモヤしたものを感じた。
「地上を走っている私たちでも見落としてしまうようなイベントがあったわけですよね? それなのに上空を飛んでいる人たちに発見できるでしょうか?」
「あ……」
ユウは何かに気づいたのか声を上げる。
「え? どういうこと?」
ミカはまだ理解できていない様子で首をかしげる。
「第一のチェックポイントは、本当に初心者に向けたクエストだということです。初心者は飛行が上手ではありませんから、森の中を突っ切るしかないですよね。だからきっと、チェックポイントも古森を地上から行かないと見つけづらいところにあると思ったんです」
「すっごーい!!」
「きゃあっ!?」
ミカは勢いよくユカに抱き付く。
「ユカってすっごく頭がいいんだね! ってことはさ、空を飛んでる他プレイヤーよりも先に第一関門を突破できる可能性が高いってことだよね」
「そ、そうです」
ミカにギュウギュウと抱きしめられているユカを見て、ユウは少しだけ羨ましく思ったが、何でそんな風に思ったのかが理解できず首を振った。
「どうした? ユウ」
「な、なんでもないよ。それより、急ぐんだろ。早く行こう」
「おぉっ! 何かわかんないけど、ユウもやる気になったんだね。よーしじゃあ出発だーー!!」
こうして三人はまた、猛ダッシュで森の中を駆け抜けていった。
森の中に設置された、チュートリアル的なイベントをすべて無視し(と言っても、存在に気付いているのはユウのみだが)、三人はついに第一チェックポイントにたどり着いた。
そこはサラマンダー領と世界樹の領の中間地点。鬱蒼とした森の中で薄暗く光っている樹の幹があり、そこにハンコが置いてあるようだった。だが、今はそのハンコを確認することができない。なぜなら三人の前には、一体のトカゲが立ちふさがっていたからだ。オオトカゲはボス級の強さだが、ただのトカゲはそれほど強いモンスターではない。ただ、見た目があまり可愛くないため女性からすると、その容姿だけで多少は、やる気がうせてしまう。
「でたなー! モンスターめ。あいつを倒せば、第一チェックポイントは完了ってことだよね」
「きっとそうです。おそらくはここでモンスターとの戦い方を学ぶチュートリアルになっていると思うので、このチュートリアルを終わらせれば完了と考えられます!」
だがトカゲの容姿は、ミカとユカには何の効果も与えなかったようだ。
「りょーかい! ユウ! 私と一緒に前線で戦える?」
「誰にものを言ってるんだよ。当然だろう!」
「そうこなくっちゃ! ユカは後ろで補助魔法と何かあったときの為に回復魔法をすぐにかけられるようにしておいてね」
「わかりました!」
ミカ、ユウが横並びでトカゲと睨みあい、二人の後ろでユカが手を広げた。
「じゃあ行くよ~! GO!!!!」
ミカの掛け声とともに、二人はトカゲに立ち向かう。
「え~い! 補助魔法です!」
ユカがそう言うと、駆け出したミカとユウの身体がボワッと暖かくなる。
「一時的に防御力を上げました。防御を気にせず頑張ってください!!」
「ありがとう! ユカ!」
俊敏力の高いユウが先にトカゲに切りかかる。
「ぐぉっ!?」
ユウの剣がトカゲの足に致命的な傷を負わせ、トカゲのHPが一気に三分の一減った。そして、トカゲがふらついたところを、飛翔の苦手なミカが飛び、呪文を唱える。
「これでもくらえ~~!!!!!」
サラマンダーお得意の火炎魔法が、身動きの取れないトカゲを飲み込んだ。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
雄たけびとともに青い光が閃光し、トカゲは消滅した。
「やったぁ!」
ミカは空中でガッツポーズを取り、ユカはミカを見挙げてニッコリと微笑んだ。ただユウだけはため息を隠せなかった。チュートリアル的な意味合いの強い第一のチェックポイントは何とかなったものの、本当にこのままで大丈夫なのかという不安があったのだ。
彼はある程度の力を持っているものの、後ろ向きな考えに囚われてしまいがちなので本当はこういった冒険には向いていない。
バシッ
「いって」
いつの間にか地上に降りていたミカが、ユウの背中を叩いた。
「何すんだよ!」
「勝ったんだから、こんな時ぐらい笑顔になりなさいよね。そうじゃないと、こうだよ~」
そう言って、ミカはユウの髪の毛をぐしゃぐしゃとしながら撫でる。
「やめろよ~。髪が乱れるだろ~!!」
「あはは。暗い顔してるからだよ。ほら、次のチェックポイントに行くよ!」
そう言われてユカを見ると、木の幹の近くに置かれていたハンコを押したチェックシートをユウにも見せてくれる。
「あと四つ! 絶対に一番になるんだからね!」
「……わかったよ」
ユウはしぶしぶ頷いたが、少しだけこのパーティーでいるのが楽しくなっている自分に気付いていた。ただ、今はまだ、それを認めたくないという気持ちの方が強いので、言葉にすることはないが……。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第五話「第二チェックポイント」の連載予定は三月二十九日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ,
連載小説
2016年3月14日月曜日
SCWOG × SAO 第三話「アルン大広場」
大広場に着くと、すでに多くのプレイヤーが集まっていた。ざっと百人は超えている人数だろう。
「すごいですね。こんなに人が集まるなんて……」
「それだけ、スノークリスティは人気があるってことよね」
二人は話していても、ユウはまださっきのことを根に持っているのか、ムスッとした表情をしている。ミカが何か声をかけようとしたその時、人だかりがざわつき始める。どうやら、スノークリスティが姿を現したようだ。
「みなさん。よく集まっていただきました。まずはお礼を申し上げます」
大広場中央に用意されていた台の上にスノークリスティ―が立つと、集まった全員に頭を下げた。クールだが礼儀正しいところが、彼女にファンが多いゆえんなのかもしれない。
「さて、みなさんにはこれからクエストを行ってもらいます。タイトルは『牧場ウォークラリー』。初心者大歓迎です。パーティーは二人から五人がベストで、途中でパーティーを変えるのもあり。クエストの内容としましては、五つのチェックポイントを周ってきていただき、一番にここへ戻ってきたものが勝者となります。チェックポイント各地には、それぞれ試練を用意させていただきました。ボス戦が必要なところもありますので、決して無理をされないようにお気を付けください」
百人以上はいる人たちの前で、スノークリスティは臆することなく凛とした声で伝える。クエスト参加者は誰も声を出そうとはしなかった。
(これが……ALO最強プレイヤースノークリスティ。……私も絶対に、あそこまで登って見せる!)
ミカはスノークリスティに対してほのかな対抗意識を燃やす。
「それでは、スタート!」
スノークリスティが叫ぶと同時に、各パーティーのリーダーのアイテム欄にチェックシートが付与された。
今まで黙っていたプレイヤーたちは雄叫びをあげて走り出す。
「ユカ! ユウ! 私たちも行くよ!」
「はい!」
「……わかってるよ」
こうして私たちの初めてのクエストが始まった。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第四話「第一チェックポイント」の連載予定は三月二十二日頃になります。お楽しみに!
「すごいですね。こんなに人が集まるなんて……」
「それだけ、スノークリスティは人気があるってことよね」
二人は話していても、ユウはまださっきのことを根に持っているのか、ムスッとした表情をしている。ミカが何か声をかけようとしたその時、人だかりがざわつき始める。どうやら、スノークリスティが姿を現したようだ。
「みなさん。よく集まっていただきました。まずはお礼を申し上げます」
大広場中央に用意されていた台の上にスノークリスティ―が立つと、集まった全員に頭を下げた。クールだが礼儀正しいところが、彼女にファンが多いゆえんなのかもしれない。
「さて、みなさんにはこれからクエストを行ってもらいます。タイトルは『牧場ウォークラリー』。初心者大歓迎です。パーティーは二人から五人がベストで、途中でパーティーを変えるのもあり。クエストの内容としましては、五つのチェックポイントを周ってきていただき、一番にここへ戻ってきたものが勝者となります。チェックポイント各地には、それぞれ試練を用意させていただきました。ボス戦が必要なところもありますので、決して無理をされないようにお気を付けください」
百人以上はいる人たちの前で、スノークリスティは臆することなく凛とした声で伝える。クエスト参加者は誰も声を出そうとはしなかった。
(これが……ALO最強プレイヤースノークリスティ。……私も絶対に、あそこまで登って見せる!)
ミカはスノークリスティに対してほのかな対抗意識を燃やす。
「それでは、スタート!」
スノークリスティが叫ぶと同時に、各パーティーのリーダーのアイテム欄にチェックシートが付与された。
今まで黙っていたプレイヤーたちは雄叫びをあげて走り出す。
「ユカ! ユウ! 私たちも行くよ!」
「はい!」
「……わかってるよ」
こうして私たちの初めてのクエストが始まった。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第四話「第一チェックポイント」の連載予定は三月二十二日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ,
連載小説
2016年3月8日火曜日
SCWOG × SAO 第二話「牧場ウォークラリー 開会式」
ALOの世界にログインしたミカたちの目の前には、少しのロード時間が終わると央都アルンの街に転送されていた。ミカは初心者ながらも、この街には何度か来たことがある。それはこの街が華やかだからということもあるが、スキルの熟練度が高いプレイヤーたちが訪れることが多いからだ。
ミカは街の空気を思いっきり吸うと、自分の中で闘争心が沸いてくるのを感じた。
「おっしゃー!! やってやるぜ!!」
昂ぶった気持ちのまま声を張り上げる。街を歩く他のプレイヤーが、チラチラとミカを見ているが、彼女に気にするそぶりはない。
「…おい、あんまり騒ぐなよ。一緒にいる身にもなれよ。お前も恥ずかしいだろ?」
ユウは隣でニコニコしている、可憐な少女に声をかける。少女はミカを見て、一層嬉しそうな笑みを浮かべた。
「私は全然。ミカさんみたいな人って、私の周りにはいませんでしたから、新鮮で楽しいですよ?」
「新鮮って……」
こんなのには慣れたくないと思ったが、ミカがこっちを見ていることに気づく。
「なんだよ」
「もう、テンション低いなぁユウは。でも、あんたって年下でしょ? 何歳なの?」
「はぁ!? いきなりなんだよ。こういう所で年齢とか聞くのって、デリカシーのない奴だな」
少し警戒心を出して、ミカを睨みつける。もしかすると、年齢のことでこれまでもバカにされたことがあるのかもしれない。この世界は秩序正しいところだと言われていても、他種族同士での殺し合いはありなため、女性を殺すことに快楽を覚えている不埒な奴らも存在している。そう言った一部の問題プレイヤーたちは、子どもを狙っているプレイヤーたちもいるようだった。
ミカはちょっとぶしつけすぎたかなと思いつつも、ニカッと笑う。
「悪い悪い。ユウにも私のこと、名前で呼んでほしいって思ったから。和んでもらおうと思って聞いたんだけど間違えたね。私は高校二年生なんだ。ユウはそれよりも下でしょ?」
「……そうだけど」
「じゃあさ、私のこと『ミカ姉』って呼んでよ」
「はぁっ!?」
目の大きなユウは、その大きな瞳をめいいっぱい広げて大声を上げる。さっきはじろじろとミカのことを見ていた他プレイヤーたちが、今度はユウを見る。賑やかなパーティーだと見られていることだろう。
「何でだよ!」
「私は何とお呼びしたらよろしいでしょうか?」
「ユカは呼び捨てでいいよ。タメぐらいでしょ」
「はい。私も高校二年生です」
「じゃあ、決まりね!」
「はい!」
「いや、だからボクの話も聞けよ!!」
ユウの声は二人には届かず、ユウを置いて歩き始める。このまま無視されるなら、いっそ今のうちにパーティーを離脱するかと、一瞬の誘惑にかられる。そもそもユウはこのパーティーに入るつもりはなかったのだ。ただ、スノークリスティがイベントを企画しているという話を聞いて、興味を惹いただけ。
「ちょっとユウ! いつまでそこにいんのよ。行くよ~。ユウの大好きなスノークリスティ様の姿も間近で拝めるし」
「なっ!?」
ミカの言葉にユウは一瞬で頬を真っ赤にさせる。
「違うって言ってんだろ! ボクは強い奴に憧れてるだけで……」
「スノークリスティ様も罪作りな人よね。ユウみたいに小学生まで手玉に取るなんて」
「ちょっと待て。ボクは小学生じゃない! 中一だ!!」
と、ユウはそこで自分で自分の年をばらしていることに気付く。ミカを見るとニヤニヤとした表情を向けていた。つまり、ミカの策略にはめられたというわけだ。
「へーそうなんだ。中学一年生か。よろしくね。ユウ君」
「ちくしょ~~~!!!!」
ユウはよほど悔しかったのか、ミカとユカを追い抜いて、一人開会式のある場所に向かって走って行ってしまった。
「可愛いなぁ、ユウって」
「……ミカ、後でちゃんと謝ったほうがよろしいですよ?」
「はーい」
そう言いあい、二人も開会式が行われる場所へと向かったのだった。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
執筆:如月わだい
執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第三話「アルン大広場」の連載予定は三月十五日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ,
連載小説
2016年3月6日日曜日
仮想世界で人を手伝うこと
現実世界でのボランティア活動には、ゴミ拾い・掃除から経済・食料支援まで色々あると思います。では仮想世界で人の役に立って、リアルに前向きな影響を与えるにはどうしたら良いでしょうか。仮想世界にはゴミが落ちてませんし、あったとしてもメンテナンスで自動回収されるでしょう。
NPCからのクエストを受動的に進めたり、友達に相談してレベル上げやクエ品集めを手伝ってもらったりすることが多かったのですが……
私は最近になって「人を手伝う」ことなんじゃないかな、と思いました。
例えば……
・友達に自分から話しかけてレベル上げ、アイテム収得など手伝う
・友達がダンジョンなど進めなくて困っている時、相談に乗る・協力プレイする
・他人(又は他グループ)主催イベントに参加する・手伝う
・ギルドやチームに所属して、自分から仲間に話しかける・協力プレイ
・ゲームの遊び方や楽しみ方を教える
・人を手伝えるように自分のレベル・知識・経験・能力を向上させる
・一緒に遊ぶ日時の予定合わせ・相談に乗る etc...
また、現実世界でゴミ拾いから食料支援まで全部こなす必要がないのと同じで、仮想世界でも人から頼まれたことを全部こなす必要はないし、ゲーム内のコンテンツを全て攻略する必要もない。各自が空いている時間(暇な時)やりたいだけやったら良いと私は思います。
NPCからのクエストを受動的に進めたり、友達に相談してレベル上げやクエ品集めを手伝ってもらったりすることが多かったのですが……
私は最近になって「人を手伝う」ことなんじゃないかな、と思いました。
例えば……
・友達に自分から話しかけてレベル上げ、アイテム収得など手伝う
・友達がダンジョンなど進めなくて困っている時、相談に乗る・協力プレイする
・他人(又は他グループ)主催イベントに参加する・手伝う
・ギルドやチームに所属して、自分から仲間に話しかける・協力プレイ
・ゲームの遊び方や楽しみ方を教える
・人を手伝えるように自分のレベル・知識・経験・能力を向上させる
・一緒に遊ぶ日時の予定合わせ・相談に乗る etc...
また、現実世界でゴミ拾いから食料支援まで全部こなす必要がないのと同じで、仮想世界でも人から頼まれたことを全部こなす必要はないし、ゲーム内のコンテンツを全て攻略する必要もない。各自が空いている時間(暇な時)やりたいだけやったら良いと私は思います。
2016年3月4日金曜日
SCWOG × SAO 質問への答え
SCWOG×SAO連載小説を読んだ方から「作中では未実装のアルフが平然とでてきますけど、その辺の解釈ってどうなってます?」とのメッセージを頂きました。
これについては
PC版リリースを記念して、新生ALOでは旧ALOの伝説の種族、アルフが実装され、初期アバターとして選択できるようになった……と独自設定してます。
SAO公式設定では
新生ALfheim Online となってから、滞空制限の撤廃による飛行時間の無制限化はされてますが
アルフ種族がリリースされたとは書かれていないようです。
以上、よろしくお願いします。
これについては
PC版リリースを記念して、新生ALOでは旧ALOの伝説の種族、アルフが実装され、初期アバターとして選択できるようになった……と独自設定してます。
SAO公式設定では
新生ALfheim Online となってから、滞空制限の撤廃による飛行時間の無制限化はされてますが
アルフ種族がリリースされたとは書かれていないようです。
以上、よろしくお願いします。
2016年3月1日火曜日
SCWOG × SAO 第一話「始まりの時」
連載小説の説明
http://scwog.blogspot.jp/2016/02/scwog-sao.html
今、世の中は最大のゲームブームである。
2022年にVRMMO初の「ソードアート・オンライン」が発売され、その勢いは増したともいえるだろう。ただ、当時は茅場晶彦がプレイヤーたちをその空間に閉じ込めてしまい、約二年間という長期のデスゲームを強いられた者もいた。
彼らはもちろん、彼らの家族や仲のいい者たちは、「こんなゲームがなければ……」と恨んでいた。だが世間は無情にも、彼らが眠っている間に新しいソフトは開発され、そして販売。ゲーマーたちによってソフトは購入され、ゲームブームが衰えることはなかった。
デスゲームを強いられていたプレイヤーたちもまた、全員ではないにしろ現実世界に戻ってもしばらくすると、VRMMOの世界が忘れられず、ダイブするという始末。二年間心配をしていた家族や仲のいい友だちを押し切ってでも、その世界にはまる者が続出しているというのが今だ。
現在、「ソードアート・オンライン」「アルヴヘイム・オンライン」「ガンゲイル・オンライン」がすでに販売されてから時が過ぎ、待望だったVRMMOのパソコン版が遂に発売された。
これは画期的なもので、チャットをして仲間を集め、一緒にログインをして、その世界を冒険できるというもの。ニコ生を利用して仲間を集める者もおり、ゲーム初心者には特に嬉しい製品だった。
そしてここに、購入したばかりのパソコンを担いで走る一人の女子高校生がいる。彼女の名前は安心院ミカ(あじむ みか)。公立高校の進学コースで日々勉強に追われているのだが、一日の勉強のノルマを達成すれば、その他の時間は自由にしてもいいという母親の言葉通りに、ノルマを達成するとすぐにゲームに時間を費やした。
昨日、テストの返却があり五教科のうち四教科が100点満点。さらに残りの一教科は97点という奇跡にも近い高得点を出したので、母親が娘に新しいパソコンを購入してあげたというわけだ。
今、彼女が抱えているパソコンは、最新型のものでスペックが非常に高い。高校生のお小遣いでは決して買うことができない高級パソコンでもある。
「今日は仲間をゲットして、絶対に一番になるぞ!!」
ミカは抑えきれない気持ちを言葉にして、さらに走るスピードを上げた。
これからミカがしようとしているゲームは、「アルヴヘイム・オンライン」のパソコン版。パソコン版ならきっとVRMMOよりは安全と、ゲームの知識のない母親が認めてくれたものだった。
先程パソコン版の説明を少ししたが、どうしてこれが発売に至ったのかというところにも触れておこう。VRMMOでは当然のように自分の言葉で会話をして冒険をすることができた。これまでのゲームとしてはあり得ない要素。だが、そのあり得ないことを可能にし、ゲーマーたちを魅了してしまった。
パソコン版になったときも、その部分は外せないところだと制作側で喧々諤々とし、その結果オンラインチャットで自分の声を使いゲームをすることを可能にしたのが、このパソコン版のゲームなのである。
そして、「アルヴヘイム・オンライン」通称ALOでは、ALO通話グループが形成され、オリジナルキャラクタの一人がリーダーになり、SCWOG Wikiが開設される。
ミカは実生活でも常に一番になりたいという欲求を抱えた女の子。ゲームの世界でもそれは同じで、自分がリーダーとして人を集めようと心に決めていた。彼女にとっては、誰か他の人がリーダーのグループに入る……という考えが、そもそもないのかもしれないが。
ALOでのミカの名前は、現実世界と同じく「ミカ」。キャラクタは全て妖精になるのだが、ミカはサラマンダーという種族を選んでいる。
サラマンダーは初期設定から弱いながらも炎系の魔法が使える。もちろんスキルをアップさせれば高度なものも使えるが、まだまだ初心者のミカのスキルは高くはない。
ただ、引くことを知らない性格のため、ゲームの中でも撤退をすることもなく勢いだけで敵を蹴散らしてしまう瞬発力が、現実のミカからゲームのミカに引き継がれていた。
「ただいま~」
ミカは玄関でそう言うと、母親が顔を出す前に二階の自分の部屋へと直行する。階段を駆け上がっているときに、母親の声が聞こえたような気がしたが、今はかまっている場合ではない……とミカは考え返事をしなかった。
自分の部屋に着くと、鞄をベッドに放り投げて、買ってきたばかりのパソコンを箱から取り出し、セッティングをして電源を入れる。
一昔前に比べると、パソコンの起動時間は驚異的に早くなったのだが、こんな風に楽しみがある時には、それでも長く感じてしまう。
「あぁ~楽しみすぎて、手元が震えてきちゃったよ。ふふふ~今回はあのスノークリスティがイベント主宰をするんだもん。これは名前を売るチャーンスだよねっ!」
そう言いながら、起動したパソコンでニコ生にアクセスし、SCWOG説明会を開催する。ミカはマイクをつかんで、息を吸い込んでから話し始めた。
「ALOで遊んでいるみんな! 私はサラマンダーのミカ。今日開催される、あのスノークリスティ主催のイベントに参加しようと思ってるんだ。私と一緒にパーティーを組んで冒険する人を大募集だよ! 一緒に楽しい冒険をしよう!!」
ミカが言い終えると、緑のランプが二つ付き、誰かがミカに反応したことを示す。ミカはガッツポーズを取りながら、その二人に発言権を与える。
「はじめまして。アルフのユカと申します。回復魔法を得意としているので、攻撃系のスキルは高くないのですが、私もご一緒させていただいてもよろしいでしょうか?」
白いワンピースに、黄金色でロングヘアの綺麗なキャラクタが目の前に現れる。声のトーンはとても優しい響きで、聞いているだけでも癒されそうだった。
「もっちろん! 回復スキルも重要だからね。力の強化とか補助系のスキルもあるの?」
「はい、ございます。……といっても、私はまだ初心者なので、どれもそれほど強力なものは使えないのですが……」
「あはは。大丈夫。私も初心者だから。同じ同じっ! 安心して、私についてきてよ!」
「!! ありがとうございます!」
ユカは男女問わず魅了してしまいそうな、微笑みを見せる。その表情に思わずドキリとしてしまいそうになり、その感情をごまかすためもう一人のキャラクタに声をかける。
「で、君も私と一緒に冒険したいって感じ?」
今まで黙っていたのは、可愛らしい童顔の男性キャラクタ。黒い装束を身にまとい、ちょっとだけ生意気そうな表情をしている。
「別にそうじゃないよ。スノークリスティが本当にイベントを立ち上げたのかなって思って……。あ、ボクはスプリンガンのユウ」
ユウは少しムスッとした感じの声で話す。地の声がそうなのか、本当にムスッとしているのかは、わからない。
「あぁそれは、本当だよ。今日の十六時から開会式があるっていう情報があって、そこでイベントの説明をするのがスノークリスティみたいね」
「……その情報、本当なのか?」
「なぁに? ユウはスノークリスティのファンなの?」
「っ!? ち、違う!」
ちょっとムキになったユウは、自分で肯定していることに気付いていないらしい。先程から何度も出てきている「スノークリスティ」とは、ALO最強ユーザーとして知られる女性。ウンディーネ唯一のユニークスキル保持者でもある。クールな彼女だが、男性ファンはかなり多い。
「あんなミーハーと一緒にするな。ボクは真剣に強くなりたくて……」
「へぇ~。強くなるのが目的なんだ。じゃあ、私と一緒だね! よーしじゃあ、今回はこの三人で冒険に出よう! きっと楽しい冒険になるよ!!」
「え、おい。ボクは別にパーティーを組むなんて一言も……」
「わー! とても楽しみですね。よろしくお願いいたします!」
「ボクの話を聞け~!!」
ユウの声を無視してミカはパーティーのセットボタンを押した。これにより、ミカがログインボタンを押すと、二人は強制的にログインすることになる。
「それじゃあ二人とも準備はいい? 大暴れするわよ~!!!」
こうして、ミカ、ユカ、ユウの三人はALOの世界へとログインしたのだった。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第二話「牧場ウォークラリー開会式」の連載予定は三月八日頃になります。お楽しみに!
http://scwog.blogspot.jp/2016/02/scwog-sao.html
今、世の中は最大のゲームブームである。
2022年にVRMMO初の「ソードアート・オンライン」が発売され、その勢いは増したともいえるだろう。ただ、当時は茅場晶彦がプレイヤーたちをその空間に閉じ込めてしまい、約二年間という長期のデスゲームを強いられた者もいた。
彼らはもちろん、彼らの家族や仲のいい者たちは、「こんなゲームがなければ……」と恨んでいた。だが世間は無情にも、彼らが眠っている間に新しいソフトは開発され、そして販売。ゲーマーたちによってソフトは購入され、ゲームブームが衰えることはなかった。
デスゲームを強いられていたプレイヤーたちもまた、全員ではないにしろ現実世界に戻ってもしばらくすると、VRMMOの世界が忘れられず、ダイブするという始末。二年間心配をしていた家族や仲のいい友だちを押し切ってでも、その世界にはまる者が続出しているというのが今だ。
現在、「ソードアート・オンライン」「アルヴヘイム・オンライン」「ガンゲイル・オンライン」がすでに販売されてから時が過ぎ、待望だったVRMMOのパソコン版が遂に発売された。
これは画期的なもので、チャットをして仲間を集め、一緒にログインをして、その世界を冒険できるというもの。ニコ生を利用して仲間を集める者もおり、ゲーム初心者には特に嬉しい製品だった。
そしてここに、購入したばかりのパソコンを担いで走る一人の女子高校生がいる。彼女の名前は安心院ミカ(あじむ みか)。公立高校の進学コースで日々勉強に追われているのだが、一日の勉強のノルマを達成すれば、その他の時間は自由にしてもいいという母親の言葉通りに、ノルマを達成するとすぐにゲームに時間を費やした。
昨日、テストの返却があり五教科のうち四教科が100点満点。さらに残りの一教科は97点という奇跡にも近い高得点を出したので、母親が娘に新しいパソコンを購入してあげたというわけだ。
今、彼女が抱えているパソコンは、最新型のものでスペックが非常に高い。高校生のお小遣いでは決して買うことができない高級パソコンでもある。
「今日は仲間をゲットして、絶対に一番になるぞ!!」
ミカは抑えきれない気持ちを言葉にして、さらに走るスピードを上げた。
これからミカがしようとしているゲームは、「アルヴヘイム・オンライン」のパソコン版。パソコン版ならきっとVRMMOよりは安全と、ゲームの知識のない母親が認めてくれたものだった。
先程パソコン版の説明を少ししたが、どうしてこれが発売に至ったのかというところにも触れておこう。VRMMOでは当然のように自分の言葉で会話をして冒険をすることができた。これまでのゲームとしてはあり得ない要素。だが、そのあり得ないことを可能にし、ゲーマーたちを魅了してしまった。
パソコン版になったときも、その部分は外せないところだと制作側で喧々諤々とし、その結果オンラインチャットで自分の声を使いゲームをすることを可能にしたのが、このパソコン版のゲームなのである。
そして、「アルヴヘイム・オンライン」通称ALOでは、ALO通話グループが形成され、オリジナルキャラクタの一人がリーダーになり、SCWOG Wikiが開設される。
ミカは実生活でも常に一番になりたいという欲求を抱えた女の子。ゲームの世界でもそれは同じで、自分がリーダーとして人を集めようと心に決めていた。彼女にとっては、誰か他の人がリーダーのグループに入る……という考えが、そもそもないのかもしれないが。
ALOでのミカの名前は、現実世界と同じく「ミカ」。キャラクタは全て妖精になるのだが、ミカはサラマンダーという種族を選んでいる。
サラマンダーは初期設定から弱いながらも炎系の魔法が使える。もちろんスキルをアップさせれば高度なものも使えるが、まだまだ初心者のミカのスキルは高くはない。
ただ、引くことを知らない性格のため、ゲームの中でも撤退をすることもなく勢いだけで敵を蹴散らしてしまう瞬発力が、現実のミカからゲームのミカに引き継がれていた。
「ただいま~」
ミカは玄関でそう言うと、母親が顔を出す前に二階の自分の部屋へと直行する。階段を駆け上がっているときに、母親の声が聞こえたような気がしたが、今はかまっている場合ではない……とミカは考え返事をしなかった。
自分の部屋に着くと、鞄をベッドに放り投げて、買ってきたばかりのパソコンを箱から取り出し、セッティングをして電源を入れる。
一昔前に比べると、パソコンの起動時間は驚異的に早くなったのだが、こんな風に楽しみがある時には、それでも長く感じてしまう。
「あぁ~楽しみすぎて、手元が震えてきちゃったよ。ふふふ~今回はあのスノークリスティがイベント主宰をするんだもん。これは名前を売るチャーンスだよねっ!」
そう言いながら、起動したパソコンでニコ生にアクセスし、SCWOG説明会を開催する。ミカはマイクをつかんで、息を吸い込んでから話し始めた。
「ALOで遊んでいるみんな! 私はサラマンダーのミカ。今日開催される、あのスノークリスティ主催のイベントに参加しようと思ってるんだ。私と一緒にパーティーを組んで冒険する人を大募集だよ! 一緒に楽しい冒険をしよう!!」
ミカが言い終えると、緑のランプが二つ付き、誰かがミカに反応したことを示す。ミカはガッツポーズを取りながら、その二人に発言権を与える。
「はじめまして。アルフのユカと申します。回復魔法を得意としているので、攻撃系のスキルは高くないのですが、私もご一緒させていただいてもよろしいでしょうか?」
白いワンピースに、黄金色でロングヘアの綺麗なキャラクタが目の前に現れる。声のトーンはとても優しい響きで、聞いているだけでも癒されそうだった。
「もっちろん! 回復スキルも重要だからね。力の強化とか補助系のスキルもあるの?」
「はい、ございます。……といっても、私はまだ初心者なので、どれもそれほど強力なものは使えないのですが……」
「あはは。大丈夫。私も初心者だから。同じ同じっ! 安心して、私についてきてよ!」
「!! ありがとうございます!」
ユカは男女問わず魅了してしまいそうな、微笑みを見せる。その表情に思わずドキリとしてしまいそうになり、その感情をごまかすためもう一人のキャラクタに声をかける。
「で、君も私と一緒に冒険したいって感じ?」
今まで黙っていたのは、可愛らしい童顔の男性キャラクタ。黒い装束を身にまとい、ちょっとだけ生意気そうな表情をしている。
「別にそうじゃないよ。スノークリスティが本当にイベントを立ち上げたのかなって思って……。あ、ボクはスプリンガンのユウ」
ユウは少しムスッとした感じの声で話す。地の声がそうなのか、本当にムスッとしているのかは、わからない。
「あぁそれは、本当だよ。今日の十六時から開会式があるっていう情報があって、そこでイベントの説明をするのがスノークリスティみたいね」
「……その情報、本当なのか?」
「なぁに? ユウはスノークリスティのファンなの?」
「っ!? ち、違う!」
ちょっとムキになったユウは、自分で肯定していることに気付いていないらしい。先程から何度も出てきている「スノークリスティ」とは、ALO最強ユーザーとして知られる女性。ウンディーネ唯一のユニークスキル保持者でもある。クールな彼女だが、男性ファンはかなり多い。
「あんなミーハーと一緒にするな。ボクは真剣に強くなりたくて……」
「へぇ~。強くなるのが目的なんだ。じゃあ、私と一緒だね! よーしじゃあ、今回はこの三人で冒険に出よう! きっと楽しい冒険になるよ!!」
「え、おい。ボクは別にパーティーを組むなんて一言も……」
「わー! とても楽しみですね。よろしくお願いいたします!」
「ボクの話を聞け~!!」
ユウの声を無視してミカはパーティーのセットボタンを押した。これにより、ミカがログインボタンを押すと、二人は強制的にログインすることになる。
「それじゃあ二人とも準備はいい? 大暴れするわよ~!!!」
こうして、ミカ、ユカ、ユウの三人はALOの世界へとログインしたのだった。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第二話「牧場ウォークラリー開会式」の連載予定は三月八日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ,
連載小説
2016年2月24日水曜日
SCWOG × SAO 連載小説の説明
現在、世界ではVRMMOが一般的に普及されるようになり、さらにパソコン版のものも発売されるに至った。
だが、そもそも「VRMMO」とは何なのか? 疑問に思ったものもいるだろう。その説明をするには、「VRMMO」の説明ではなく「MMO」の説明から入った方がいいかもしれない。
MMOとは、インターネットを使ったRPGのことで、「大規模多人数同時参加型オンラインRPG」とも呼ばれたりしている。つまり昔のコンシューマーの世界では、RPGと言えば、ゲームをするユーザー一人が物語の主人公になり、あとは全てNPC(コンピューターによって形成され、動きも制限されたキャラクター)というものだった。
だが、MMOでは多くのユーザーが同じRPGの世界に入り込み、誰が主人公というわけでもなく参加できるというもの。これによって、自分の思い通りに動かないキャラクター(他のユーザーが操っているもの)が出てくるので、難易度が上がってくる。さらに、冒険を進めるには一人では難しいクエストもあり、他のユーザーと協力し合わなければこなせないものもあるため、必然的に他のユーザーとのチャットなどの会話もするようになる。
一人でゲームをしていたユーザーは、MMOでは一人じゃないという世界を堪能できるため、ゲーマーたちを虜にしていったというわけだ。もちろんMMOの世界にもNPCも存在しているが。
ここで話を戻そう。冒頭の「VRMMO」についてだ。「VR」とはバーチャルリアリティーの略称であり、日本語にすると仮想現実。これがMMOと合体た。黒いヘルメットのようなものをかぶると、ユーザーはなんとMMOの世界で自由に動き回れる冒険者になれるのだ。
コントローラーで上を押して前に進んだり、人に話しかけたり、攻撃を仕掛けたりコマンドを操作しなくても、自分の足で動くことができるし、自分の声で話しかけられる。攻撃もしかり。
これは画期的な発明だった。ゲーマーたちを一瞬にして虜にしてしまったのは言うまでもないだろう。
そして、今回のお話に出てくるのは通常の「VRMMO」ではなく、パソコン版の製品になる。パソコン版では、自分はMMOの世界に入り込むことができないが、自分の生の声で他のプレイヤーやNPCに話しかけたりできるものだ。
VRMMOにはまった者たちの多くが、自分の声でプレイできるということに魅了されたために作られた。
だがどうしてVRMMOではだめだったのかというと……それはまた別のお話であるが、ちょっとした事件が起こったためとだけ言っておこう。
では、次にこれから登場する人物についても事前の情報を伝えていきたいと思う。
主人公は安心院ミカ(あじむ みか)。高校二年生十七歳の少女。男勝りで花の女子高生という雰囲気ではない。何でも一番になりたがり、どんな分野でも頂点に立たないと気が済まないようだ。
それにはミカの兄の影響があるようだが、そのことに本人も気づいていない。ちなみに彼女の住む家には、兄の他に両親がいるので四人で暮らしている。今回のお話で出てくるのは、彼女の母親だけ。
彼女が今回、冒険をするのは通称ALOの世界。サラマンダーという種族を選び、「ミカ」という名前で参加している。サラマンダーは火の妖精。炎系の魔法が得意だが、彼女の場合は魔法だけではなく物理的な攻撃にも磨きをかけている。
今回のお話は、彼女がSCWOGの管理人となったことがきっかけで始まっているのだが、それは本編でお楽しみいただきたい。
その次に登場するのが、桜月優花(さくらづき ゆうか)。ミカと同じく、高校二年生十七歳。炊事、洗濯もでき、さらにお菓子作りが大好きという、女子力の高い女性。性格は純粋でポジティブな性格をしている。 学校ではマスコット的な役割を担っており、男女問わず人気が高いタイプでもある。
ミカの呼びかけで一番初めに手を挙げるのが彼女。ALOの世界では、アルフという種族を選び「ユカ」という名前で参加している。アルフは光の妖精族。実はこの「アルフ」はVRMMO版のALOではアルフになることを目指しての冒険が繰り広げられていた。そのためVRMMO版のALOでは選択できない種族。だが、パソコン版のALOは、VRMMOのGGOクリア後の世界が描かれているため、選べるようになっているというわけだ。
話を戻そう。ユカの得意分野は、回復魔法と補助魔法。ミニロッドと護身用の短刀で、仲間を守ったり、自分の身を守ったりしている。前衛型のタイプではない。
そして三番目に登場するのが、何かとミカとぶつかり合うことになる、冴木勇人(さえき ゆうと)。中学一年生十三歳の少年。ミカたちに比べると年下だが、本人はそのことを気にしているようだ。
普段は科学系の中学校に通っており、中学生とは思えないほど頭の回転が速い。幼いころからゲームをしていたが、それは大好きな姉が好きだったため。だが、とある事件に巻き込まれ、姉亡き後はしばらくゲームの世界を離れていたという経験を持つ。
姉がなくなる前は明るくやんちゃで合理的。少しばかり大人びたところはあるものの、年相応の少年だった。ただ姉亡き後は、ネクラでネガティブな性格になってしまう。それでもゲームを再開したのは、とあるプレイヤーの誘いだったのだが、今回のお話では触れていない。
ALOの世界では、スプリガンという種族を選び「ユウ」という名前で参加している。スプリガンは影妖精のことで、幻影魔法を使うことができるが、ユウは主に物理攻撃の方をメインに戦っている。
最後は、今回のクエストを立ち上げた、スノークリスティ。ウンディーネ(水妖精)の彼女は、氷系の魔法を使うことができる。さらに、氷系のユニークスキル保持者でもある。そこからも分かるように、彼女はALO最強のユーザーとしても、その名前をこの世界全体に広めている。
ソロプレイヤーとして様々なところに顔を出すことはあっても、誰かとパーティーを組んだということは知られていない。今後もソロプレイヤーのままでいるのかどうかは、謎である。
ただ現実世界の彼女もまた、クールで友だちが少ないタイプなので、もともと人とかかわるのが苦手なのかもしれないが。
主要メンバーはこの四人である。この世界、このメンバーでどんな冒険が繰り広げられるのか、ぜひ最後までお付き合いいただきたい。
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執筆:如月わだい
企画:スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki
ラーミア, yayoi shirakawa ,柊正一
挿絵:柊正一
挿絵:柊正一
原作:ソードアート・オンライン
第一話「始まりの時」の連載予定は三月一日頃になります。お楽しみに!
ラベル:
オンラインゲーム,
スカイプ,
ソードアート・オンライン,
ネトゲ
2016年2月14日日曜日
魔法の迷宮に行ってきました!
2月13日(土曜) 13:00~22:00 ドラクエXSkype会議室イベント報告。
駒吉さんと一緒に 55、60、65、70の レベル上限開放クエストを行いました。
しばらくインしてなかった人対象のキャンペーンで入手したメタル迷宮ペアチケット
を使ってレベル上げ開始。
途中から駒吉さんの提案で仲間二人を追加してメタスラ回しを行いました。
はぐメタコイン、メタボコイン使用(笑)
46 → 69 レベルアップ! とてもおいしかったです(*^^)v
なお、諸事情により通話グループ「ドラクエXskype会議」を廃止し、新たに
「ドラクエXskype会議2016」作成しましたので宜しくお願いします。
2016年2月12日金曜日
モンハンクロス
モンハン、マインクラフト、オンラインゲーム(交流会)
どれかに興味のある人が都内に集まってお茶した結果……
モンハン率が圧倒的に高かったです。私が先月参加した交流会では
6人中5人がモンハン目的でした。
理由を聞いてみると、自己紹介し合ってゲームの話を楽しむだけでなく
その場で携帯ゲーム機を起動して一緒に狩りに行けるのが良いみたいです。
見ず知らずの人と遊ぶのもいいですが、面識のある人とモンハンで遊ぶのも
面白そうだなと感じました(^-^)
最新作のモンハンクロス購入しましたがシリーズプレイ経験がなく初心者です(汗)
通話グループのページも作りましたが、詳しい方、やり込んでる方、シリーズ経験ある方など
いましたら是非ご教授下さい。新しいグループ作って告知するのも歓迎します♪
どれかに興味のある人が都内に集まってお茶した結果……
モンハン率が圧倒的に高かったです。私が先月参加した交流会では
6人中5人がモンハン目的でした。
理由を聞いてみると、自己紹介し合ってゲームの話を楽しむだけでなく
その場で携帯ゲーム機を起動して一緒に狩りに行けるのが良いみたいです。
見ず知らずの人と遊ぶのもいいですが、面識のある人とモンハンで遊ぶのも
面白そうだなと感じました(^-^)
最新作のモンハンクロス購入しましたがシリーズプレイ経験がなく初心者です(汗)
通話グループのページも作りましたが、詳しい方、やり込んでる方、シリーズ経験ある方など
いましたら是非ご教授下さい。新しいグループ作って告知するのも歓迎します♪
2016年1月19日火曜日
「スカイプ通話しながらオンラインゲーム」している人を調査・取材してみよう!
1月18日(月曜) NHKで放送された番組を視聴して。
プロフェッショナル仕事の流儀
主婦のリアルが、ヒットを生む 雑誌編集長・今尾朝子
▽ リアルの半歩先を見せる
・日常の中の幸せな瞬間をドラマチックにビジュアル化
・リアルで役に立つ情報提供だけでなく、その半歩先の憧れをスパイスとして盛り込む
▽ 分かったつもりが、一番危ない
・読者が今何を考え、何に興味を持ち、何を望んでいるのかを常に更新
・全企画において最重要なのは、読者調査と呼ぶ取材。見つけては声をかけ、直接話を聞き込む
▽ 私が答えじゃない だから新しい
・それぞれの編集者がしっかりとおもしろいと思うものを捕まえて、意見を言う
・「これを伝えたい」という気持ちがあふれる
→ 情熱を絶やさないことが一番大事
引用、まとめは以上。
大変興味深い放送でした。SCWOG活動にも生かせる点があると思いました。
例えばネット上・ゲーム内・リアルで……
すてきな「スカイプ通話しながらオンラインゲーム」している人を見つけては声をかけ
直接(個別or少人数で)話を聞き込む(調査・取材)。
参加者が「面白い!」と思う意見をしっかりと捕まえる。私の考えや意見、ネトゲの趣味嗜好・ジャンルのすべてがSCWOGではないということがすごい大事。
プロフェッショナル仕事の流儀
主婦のリアルが、ヒットを生む 雑誌編集長・今尾朝子
▽ リアルの半歩先を見せる
・日常の中の幸せな瞬間をドラマチックにビジュアル化
・リアルで役に立つ情報提供だけでなく、その半歩先の憧れをスパイスとして盛り込む
▽ 分かったつもりが、一番危ない
・読者が今何を考え、何に興味を持ち、何を望んでいるのかを常に更新
・全企画において最重要なのは、読者調査と呼ぶ取材。見つけては声をかけ、直接話を聞き込む
▽ 私が答えじゃない だから新しい
・それぞれの編集者がしっかりとおもしろいと思うものを捕まえて、意見を言う
・「これを伝えたい」という気持ちがあふれる
→ 情熱を絶やさないことが一番大事
引用、まとめは以上。
大変興味深い放送でした。SCWOG活動にも生かせる点があると思いました。
例えばネット上・ゲーム内・リアルで……
すてきな「スカイプ通話しながらオンラインゲーム」している人を見つけては声をかけ
直接(個別or少人数で)話を聞き込む(調査・取材)。
参加者が「面白い!」と思う意見をしっかりと捕まえる。私の考えや意見、ネトゲの趣味嗜好・ジャンルのすべてがSCWOGではないということがすごい大事。
2016年1月10日日曜日
初心者向け解説&紹介コーナー
ランサーズに依頼して「スカイプ通話しながらオンラインゲームWiki」
PR記事(先輩後輩キャラが登場する会話形式の解説&紹介)テキスト執筆して頂きました。
現在、WIKIトップページに掲載中です。
テキストだけでもキャラの掛け合いが面白いのですが
私が昔ゲーム制作サークルで活動していた時に作ってもらったキャラの顔アイコンも
付けておきました(^^;
「へ~、結構女子高生の部屋してるね~」
「感想がオジサン臭いですよ、センパイ」
「はは、私の部屋とあまりに違ってて」
「じゃ、さっそく教えてください」
「気が早いね。お姉さんが優しく、オ・シ・エ・テ・ア・ゲ・ル」
「キモッ。さあさあ早く!」
「冷たいコーハイだな。まあ、難しいことなんてないんだけどね」
「さあ、これが高校入学記念に買ってもらった私専用のPCです!」
「へえ、結構いい機種じゃん。これなら大抵のゲームを快適にプレイできると思うよ」
「それはそれでいいんですけど……」
「ひとりだけで遊ぶのはもの足りない、と?」
「私たち一応女子高生じゃないですか」
「一応いうな」
「だから周囲にネットゲームやっているひと探すの難しいでしょ?」
「まあ、みんなでワイワイやりたいよな」
「だからセンパイに教えてもらったウォウォとかいう……」
「スクォッグな。The Skype call while online gameの略だ」
「それです。そこで質問なんですが、Skypeってなんですか?」
「そこから?!」
「だって今までパソコン持ってなかったですもん、名前くらいは知ってますけど」
「あー、別に難しくないよ。ここで登録すればいいだけ。http://www.skype.com/ja/ 」
「これでどうなるんですか?」
「通話相手とテキストでチャットしたり、ヘッドセットのマイクで会話したりができる。無料で」
「それは良いですね、特に無料のところが。で、ヘッドセットのマイクってなんですか?」
「そんなこったと思ってな、ホラ、お前に入学祝いのプレゼントだ」
「わあ、これがヘッドセットのマイクなんですか?!」
「ま、そんな高いものでもないしな。千円程度だし」
「わあい、センパイ愛してます!」
「キモッ! ほら、パソコンにセットするぞ、マイク端子とヘッドフォン端子にそれぞれコードをつなげれば完成だ」
「これで通話しながらネットゲームができるようになるんですか」
「ま、一応はな。スクォッグはその一緒に会話しながらネットゲームする相手を探せるサイトということになる」
「ちょっとドキドキしちゃいますね」
「いやいや大丈夫だって。それじゃスクォッグに登録する方法を教えるぞ」
「へえ、これがスクォッグってサイトですか」
「まず、普通はこのサイトの左側にある項目の”通話グループ”の小さい四角をクリックすると……」
「あ、ゲームの名前が出てきましたよ?」
「そこで参加したいゲームをクリックして、そのゲーム用のページに飛ぶ」
「ふんふん。そのゲームの紹介もあるんですね」
「そのページに通話グループのページへのリンクがあるから、さらにそれをクリック」
「あ、IDが書いてありましたよ。このひとがグループ作成者なんですね?」
「そんでSkypeを起動させて、そのひとのIDを自分のSkypeの連絡先に登録する」
「え? 勝手にしてもいいんですか?」
「そういうシステムだからな。そしてゲームのグループに参加したいとSkypeでテキストメッセージを送信する」
「それで?」
「あとは先方が参加を許可するかどうかを決めて、審査に通ったら晴れてメンバーのひとりになる」
「うう、仲間にしてくれますかね?」
「まあ、普通は通るよ。送ったメッセージがよっぽど非常識なものでもない限りな」
「そういえば、初めにセンパイ、普通に参加する場合は、っていってましたよね?」
「うん」
「普通じゃない方法があるんですか?」
「普通じゃないというか、サイトの運営に関わりたいという場合の参加方法っていうのがあるんだよ」
「はぁ、なんか難しそうですね」
「管理人がラーミアさん、副管理人がkojikojiさんだ。Skypeで会うようなことがあったら失礼のないようにな」
「わかりました。って具体的にはどうすればいいかわかりませんけど」
「常識的に振舞えばいいだけだよ。ちなみに運営にかかわる本部グループに参加するなら管理人SkypeIDのgp-miaを連絡先に登録させてテキストメッセージを送っておけばいい」
「なるほど。あ、メッセージが来ました」
「めでたく参加が許されたな。お、今、私の仲間がいるな。いっちょ試しに1プレイしてみろ」
「ええ?! 急な無茶ぶり! ちゃんとできるかなぁ……」
「何事も初めはある。大丈夫」
「じゃ、やってみます」
プレイ後
「う、うう~」
「おやおや、すっかり萎縮していたな」
「だって初めての相手ばかりですもん! 全然話せなかった……失礼なことしちゃったなぁ……」
「心配するな。スクォッグでは基本的なルールとして話したくなければ会話をしなくてもいいルールになっている」
「え? そうなんですか?」
「誰だっていきなり知らない相手との会話はハードル高いからな。だから会話や返事の強要は禁止されているくらいだ」
「そうなんですか、良かった……でもないですよね」
「まあ、会話をしなかったらなんのための参加だ、ってなもんだからな」
「ええ! 今は無理でもいつかちゃんと会話をやってみせますよ!」
「その意気込みで勉強すればもっと成績もいいだろうになぁ」
「お約束なツッコミも禁止になりませんか?」
「あはは、ごめんごめん。あとスクォッグにはFacebookやmixiコミュニティがあるから、そこに参加すれば開催されるイベントとかをチェックできるから登録しておいた方がいいぞ」
「なるほど、チェックしときます」
「それにしても会話でゲームを一緒にプレイすると便利ですね」
「ほう、どこが良かった?」
「さっき危ない時あったじゃないですか」
「あの中ボスの時な」
「声をかけあって敵に回り込んだり、素早く回復魔法を使ったり……ああいうのってキーボードじゃとっさに書けないですもんね」
「まあな。大抵よく使うキーの上に指を待機させていることが多いからな」
「上級者ならともかく戦うだけで精一杯の私には楽でいいなぁって思いましたよ」
「うんうん、それもSkypeの会話のおかげだ」
「コミュニケーション目的でしたけど、攻略にも役に立ちそうですね」
「それに声をかけあった方が一体感が出てくるし」
「それですよ、あれを見てうらやましかったです。あれを味わうためにも次回こそはちゃんと声を出していきますよ!」
「と、いうわけで」
「私たちによるスクォッグの紹介は以上です」
「ここでまで読んでもらってありがとう」
「次回はセンパイの水着姿が公開されますよ!」
「ねーよ! 次回も水着も!」
PR記事(先輩後輩キャラが登場する会話形式の解説&紹介)テキスト執筆して頂きました。
現在、WIKIトップページに掲載中です。
テキストだけでもキャラの掛け合いが面白いのですが
私が昔ゲーム制作サークルで活動していた時に作ってもらったキャラの顔アイコンも
付けておきました(^^;
「へ~、結構女子高生の部屋してるね~」
「感想がオジサン臭いですよ、センパイ」
「はは、私の部屋とあまりに違ってて」
「じゃ、さっそく教えてください」
「気が早いね。お姉さんが優しく、オ・シ・エ・テ・ア・ゲ・ル」
「キモッ。さあさあ早く!」
「冷たいコーハイだな。まあ、難しいことなんてないんだけどね」
「さあ、これが高校入学記念に買ってもらった私専用のPCです!」
「へえ、結構いい機種じゃん。これなら大抵のゲームを快適にプレイできると思うよ」
「それはそれでいいんですけど……」
「ひとりだけで遊ぶのはもの足りない、と?」
「私たち一応女子高生じゃないですか」
「一応いうな」
「だから周囲にネットゲームやっているひと探すの難しいでしょ?」
「まあ、みんなでワイワイやりたいよな」
「だからセンパイに教えてもらったウォウォとかいう……」
「スクォッグな。The Skype call while online gameの略だ」
「それです。そこで質問なんですが、Skypeってなんですか?」
「そこから?!」
「だって今までパソコン持ってなかったですもん、名前くらいは知ってますけど」
「あー、別に難しくないよ。ここで登録すればいいだけ。http://www.skype.com/ja/ 」
「これでどうなるんですか?」
「通話相手とテキストでチャットしたり、ヘッドセットのマイクで会話したりができる。無料で」
「それは良いですね、特に無料のところが。で、ヘッドセットのマイクってなんですか?」
「そんなこったと思ってな、ホラ、お前に入学祝いのプレゼントだ」
「わあ、これがヘッドセットのマイクなんですか?!」
「ま、そんな高いものでもないしな。千円程度だし」
「わあい、センパイ愛してます!」
「キモッ! ほら、パソコンにセットするぞ、マイク端子とヘッドフォン端子にそれぞれコードをつなげれば完成だ」
「これで通話しながらネットゲームができるようになるんですか」
「ま、一応はな。スクォッグはその一緒に会話しながらネットゲームする相手を探せるサイトということになる」
「ちょっとドキドキしちゃいますね」
「いやいや大丈夫だって。それじゃスクォッグに登録する方法を教えるぞ」
「へえ、これがスクォッグってサイトですか」
「まず、普通はこのサイトの左側にある項目の”通話グループ”の小さい四角をクリックすると……」
「あ、ゲームの名前が出てきましたよ?」
「そこで参加したいゲームをクリックして、そのゲーム用のページに飛ぶ」
「ふんふん。そのゲームの紹介もあるんですね」
「そのページに通話グループのページへのリンクがあるから、さらにそれをクリック」
「あ、IDが書いてありましたよ。このひとがグループ作成者なんですね?」
「そんでSkypeを起動させて、そのひとのIDを自分のSkypeの連絡先に登録する」
「え? 勝手にしてもいいんですか?」
「そういうシステムだからな。そしてゲームのグループに参加したいとSkypeでテキストメッセージを送信する」
「それで?」
「あとは先方が参加を許可するかどうかを決めて、審査に通ったら晴れてメンバーのひとりになる」
「うう、仲間にしてくれますかね?」
「まあ、普通は通るよ。送ったメッセージがよっぽど非常識なものでもない限りな」
「そういえば、初めにセンパイ、普通に参加する場合は、っていってましたよね?」
「うん」
「普通じゃない方法があるんですか?」
「普通じゃないというか、サイトの運営に関わりたいという場合の参加方法っていうのがあるんだよ」
「はぁ、なんか難しそうですね」
「管理人がラーミアさん、副管理人がkojikojiさんだ。Skypeで会うようなことがあったら失礼のないようにな」
「わかりました。って具体的にはどうすればいいかわかりませんけど」
「常識的に振舞えばいいだけだよ。ちなみに運営にかかわる本部グループに参加するなら管理人SkypeIDのgp-miaを連絡先に登録させてテキストメッセージを送っておけばいい」
「なるほど。あ、メッセージが来ました」
「めでたく参加が許されたな。お、今、私の仲間がいるな。いっちょ試しに1プレイしてみろ」
「ええ?! 急な無茶ぶり! ちゃんとできるかなぁ……」
「何事も初めはある。大丈夫」
「じゃ、やってみます」
プレイ後
「う、うう~」
「おやおや、すっかり萎縮していたな」
「だって初めての相手ばかりですもん! 全然話せなかった……失礼なことしちゃったなぁ……」
「心配するな。スクォッグでは基本的なルールとして話したくなければ会話をしなくてもいいルールになっている」
「え? そうなんですか?」
「誰だっていきなり知らない相手との会話はハードル高いからな。だから会話や返事の強要は禁止されているくらいだ」
「そうなんですか、良かった……でもないですよね」
「まあ、会話をしなかったらなんのための参加だ、ってなもんだからな」
「ええ! 今は無理でもいつかちゃんと会話をやってみせますよ!」
「その意気込みで勉強すればもっと成績もいいだろうになぁ」
「お約束なツッコミも禁止になりませんか?」
「あはは、ごめんごめん。あとスクォッグにはFacebookやmixiコミュニティがあるから、そこに参加すれば開催されるイベントとかをチェックできるから登録しておいた方がいいぞ」
「なるほど、チェックしときます」
「それにしても会話でゲームを一緒にプレイすると便利ですね」
「ほう、どこが良かった?」
「さっき危ない時あったじゃないですか」
「あの中ボスの時な」
「声をかけあって敵に回り込んだり、素早く回復魔法を使ったり……ああいうのってキーボードじゃとっさに書けないですもんね」
「まあな。大抵よく使うキーの上に指を待機させていることが多いからな」
「上級者ならともかく戦うだけで精一杯の私には楽でいいなぁって思いましたよ」
「うんうん、それもSkypeの会話のおかげだ」
「コミュニケーション目的でしたけど、攻略にも役に立ちそうですね」
「それに声をかけあった方が一体感が出てくるし」
「それですよ、あれを見てうらやましかったです。あれを味わうためにも次回こそはちゃんと声を出していきますよ!」
「と、いうわけで」
「私たちによるスクォッグの紹介は以上です」
「ここでまで読んでもらってありがとう」
「次回はセンパイの水着姿が公開されますよ!」
「ねーよ! 次回も水着も!」
2016年1月1日金曜日
謹賀新年
明けましておめでとうございます。
昨年は何かとお世話になりました。今年もよろしくお願いします。
今年、スカイプ通話しながらオンラインゲームでやってみたいこと
・ニコニコ生放送
事前に参加希望者を募って、グループ通話しながら特定のオンラインゲームで
遊んでいる所を生放送してみたい! 単に冒険してる所を放送するだけでなく
椅子取りゲーム、古今東西などのイベントや、ゲーム公式イベント実況中継っぽいものや
説明会も検討してみたいと思います。
・幻想神域
現在54レベルですが、60以上にして「天空の塔」に登れるようにしたいです。
アリーナにも参戦してみたい!
・スカッとゴルフパンヤ
クラブ「クラシカルハート」定例会は一度フィールドに集まった後
他クラブ合同で毎週土曜日に大会を開いています。参加人数も多く、楽しめました。
今年も時間のある時にお邪魔したいな。
・SCWOG × SAO二次創作
企画進行中でしたが、設定打ち合わせの段階で「ボイスドラマは無理」という
ことになりました。ボイスドラマでなく、小説(ライトノベル)形式で書いてもらって
連載できたらなと考えてます。
企画進行中でしたが、設定打ち合わせの段階で「ボイスドラマは無理」という
ことになりました。ボイスドラマでなく、小説(ライトノベル)形式で書いてもらって
連載できたらなと考えてます。
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